2012年1月19日木曜日

高級ヘッドフォンメーカーSTAXのイヤースピーカー(ヘッドフォン)を借りましたので感想など

冬柿
冬柿 posted by (C)nonkuri
NEX-5 + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z


 わたしは特にオーディオ好きというわけでも音楽に詳しいわけでもないのですが、高級ヘッドフォンのSTAXを借りる機会がありましたので(といいますか今も借り続けているのですが)、感想など書いてみたいと思います。

 今回借りたイヤースピーカー(STAXのヘッドフォンのことをこう呼びます)はSR-404、ドライバーがSRM-313(後述しますがSTAXのヘッドフォンは普通のアンプには繋げることができずドライバーという専用のアンプで駆動します)という組み合わせ。現行品ではなく、少し前のモデルです。ちなみに、STAXの中では中級クラスとのこと。
 ついでにSACDプレーヤーとクラシックのSACDを30枚ぐらいも併せて貸してもらいました。いたれりつくせりで、ありがたいことです。

 STAXのヘッドフォンは静電型(コンデンサ型)と呼ばれるタイプのものです。
 静電型というのは普通のヘッドフォンと違いまして、Wikipediaによれば次のようなものだそうです。
コンデンサ型またはエレクトロスタティック型とも呼ぶ。背極(ステーター)のごく近傍に薄い導体の膜(振動膜)をおく。振動膜に直流電圧(バイアス電圧)をかけ、背極に音声の交流電圧をかけると静電力の変化によって振動膜が振動する。通常は背極を2枚用意し、その間に振動膜を置く(プッシュプル方式)。背極には空気を流通させる穴をあける。電圧に対して線形な静電力が振動膜の全面にほぼ均一に発生するため、低歪でしかも周波数特性に有害な分割振動が起こりにくいという特長がある。(中略)静電型は高い電圧を必要とするため、また抵抗負荷ではないため専用のアンプが必要である。


 実際に聴いてみると、特に耳の肥えていないわたしの耳でも違いがわかります。
 うまく言葉で言い表せませんが、いつも使っているiPod Touch+EX90 SL(Sony製イヤフォン)とは違って、楽器がくっきりと聞き分けられる感じ。STAXで聴いた後にEX90 SLで聴くと、音が濁って感じられます。
 また、STAXの方が音が柔らかで、耳があまり疲れません。耳元に小さなスピーカーがあるようなイメージです。

 開放型のヘッドフォンで、外部の音はよく聞こえます。なので、静かな環境で聴くことが望ましいですね。一方で家族から話しかけられたとき応答できるというメリットもあります。
 ついでにいえば、逆もまた真なり、ということで音漏れもかなりあります。

 静電型のヘッドフォンは現在ほぼSTAXでしか作られていなくて、その音は繊細で分解能が高く、「スピーカでこの音を出すには金額が2桁余分にかかる」とも言われるそうです。
 いったいいくら掛かるのでしょうね?


STAX SRS-3170 イヤースピーカーシステム&ドライバーユニットセット

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