2021年6月27日日曜日

Amazon Music HD も含めた音楽環境を整える

振り返る
α6500 & SIGMA 30mm F1.4 DC DN

 6月9日に Amazon Music HD が値下げされました。
 プライム会員なら月額780円または年額7,800円でいわゆるハイレゾ音源を含むロスレス音源が聴き放題になります。
 従来は月額1,780円または年額17,800円だったので、大幅値下げです。
 私の金銭感覚だと年額17,800円では継続利用を躊躇してしまいますが、年額7,800円でロスレス音源聴き放題ならありかな、と。
 とりあえず無料お試し期間を試したところ、いくつか難点はあるものの、全体としてはなかなか良いサービスだと思われるので、これを中心とした音楽環境を整えることにしました。
 ちなみに、Amazon Music HD の値下げのきっかけとなった Apple Music もなかなか魅力的なのですが、残念ながら iTunes は ASIO にも Windows の排他モードにも未対応のようで、せっかくの高音質データを活かせないので選択肢から除外。

 今まではもっぱらパソコンから Audirvana を使い Volumio をインストールした Raspberry Pi 経由で再生していました。
 これに Amazon Music HD が加わるわけですが、残念ながら Amazon Music HD には DLNA / UPnP の機能はなく、パソコンから Volumio 経由で再生するわけにはいきません。また、Volumio には Spotify 用のプラグインはありますが、Amazon Music 用のプラグインはありません。Volumio は Airplay に対応しているので、Apple 端末から Airplay で流す方法もありますが、Airplay は規格上 48kHz/16bit までなので、せっかくのハイレゾ音源を活かせません。

 で、どうするか?
 少々迷ったのですが、音楽再生用の安いPCを導入する、という力技に頼ることにしました。
 音楽専用ということであれば、Audirvanaのバッファ用にメモリさえある程度積んでおけばたいした性能がなくても問題ないので安いミニPCで大丈夫ですし(私が購入したのは「MINISFORUM UM250」のメモリ16GB、SSD256GBのもの)、最初の設定さえしてしまえば、Windows10 Pro のリモートデスクトップを使えば再生用PCにはディスプレイもキーボードもマウスも繋ぐ必要なく操作できるので(いわゆるヘッドレス運用、Audirvana については専用のスマホアプリもあります)、場所もあまりとりません。ちなみにMINISFORUM UM250の本体サイズは12.8 x 12.7 x 4.6 cmです。
 これにDAC(私はiFi Audio の micro iDSD Black Label を使用)を繋げばAmazon Music HD のハイレゾ・ロスレス再生環境もバッチリです。

 以下、Amazon Music HD でハイレゾ音源を再生するときの注意点です(Windows10の場合)。
 一つ目は、ブラウザからの再生でなく、Amazon Music のアプリをインストールして再生すること。
 二つ目は、Amazon Music アプリの設定は、音質はHD/Hi-Res、ラウドネスノーマライゼーションをオフ、排他モードを有効、にすること。ちなみに設定で排他モードを有効にして再生してもなぜか自動では排他モードにならず、再生の際にスピーカーのアイコンから排他モードをいちいちONにしなくてはなりません。なぜこんな仕様になっているのか?
 三つ目は、Windowsパソコンのサウンド設定ではデフォルトが2チャンネル32ビット48KHzになっているので、DACで使える最高音質のものに設定しておくこと(設定方法は「Amazon Music HDのハイレゾ再生方法PC編~未だに「自動でULTRA HD品質で再生できない」ので困るけど音質はヤバいかも? | いろいろブログ」あたりを参考にしてください)。

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