2009年6月4日木曜日

フォビオンについての誤解

曇天
曇天 posted by (C)のんくり SIGMA DP2


 フォビオンについて誤解していた(あるいは誤解させられていた)ことがある。
 SIGMA DP2のサイトを見ると、フォビオンは三層構造になっていて、最上層からそれぞれB、G、Rの光反応するように読める(http://www.sigma-photo.co.jp/camera/dp2/dp2_feature_02.htm 参照)。
 ところが、実際には、最上層がRGBすべて、中層がRG、最下層がRの光に反応する仕組みになっているのだ(http://ja.wikipedia.org/wiki/Foveon_X3 参照)。なので、Gの値は二層目の値からRを減算して、Bの値は最上層の値からからRとGを減算して算出することになる。

 一見これで問題ないように思えるのだが、よく判らないのが、最下層ですら飽和するような露光量になったときの取り扱いだ。
 最下層が飽和するのだから、当然、最上層と中層も飽和するはず。とすると、色の判別がつかなくなるのではないだろうか? RGBすべて等価の光だろうが、Rだけの光だろうが、三層すべて同じ飽和状態になってしまう。
 このあたりが、Rの階調が出ない原因であるような気がする。

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