朝露 posted by
(C)nonkuri SIGMA DP2
前から読みたいと思いつつ放置していたウンベルト・エーコの『薔薇の名前』をようやく完読。
薔薇の名前(上)
難解で読みづらい小説を想像していたのだが、良い意味で裏切られた。
難解ではあるのだけれども、表面的にさらりと読むこともできる。
もっとも、どの程度理解できているかは別だけども。『もっとすごい!!このミステリーがすごい!』1988-2008年版ベスト・オブ・ベスト海外編の第1位となっているとおりミステリとしても読めるのだが、訳者のあとがきを読んだところによると、もっと深い何かがあるらしい。そのうち解説本を読んでみたい。
ところで。
京極夏彦氏の『鉄鼠の檻』って『薔薇の名前』の影響がかなりあるような気がするのですが、勘違いですかね。
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