2010年6月17日木曜日

『薔薇の名前』を読んで思ったこと

朝露
朝露 posted by (C)nonkuri SIGMA DP2

 前から読みたいと思いつつ放置していたウンベルト・エーコの『薔薇の名前』をようやく完読。

薔薇の名前(上)


 難解で読みづらい小説を想像していたのだが、良い意味で裏切られた。
 難解ではあるのだけれども、表面的にさらりと読むこともできる。
 もっとも、どの程度理解できているかは別だけども。『もっとすごい!!このミステリーがすごい!』1988-2008年版ベスト・オブ・ベスト海外編の第1位となっているとおりミステリとしても読めるのだが、訳者のあとがきを読んだところによると、もっと深い何かがあるらしい。そのうち解説本を読んでみたい。

 ところで。
 京極夏彦氏の『鉄鼠の檻』って『薔薇の名前』の影響がかなりあるような気がするのですが、勘違いですかね。

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