前置き
私の現在のメインの音楽再生環境は次のとおりです。
- 音楽ファイル置場: Synology DiskStation DS418j(NAS)
- プレーヤー: ASUS Tinker Board & Volumio、foobar2000
- DAC: iFi micro iDAC2
- アンプ: Pioneer A-70DA
- スピーカー: FOCAL Aria 906
Tinker BoardはRaspberry Piのようないわゆるシングルボードコンピュータです。
40ピンのGPIOはRaspberry Pi互換で、Raspberry Piに比べると演算速度やらLANの速度やらその他もろもろ性能が高いです。
Volumioはこうしたシングルボードコンピュータ用の音楽再生専用のOS。
VolumioはWebブラウザからアクセスすればプレーヤーとして使えます。
音楽ファイルのフォルダ構成さえちゃんとしておけば、自分が聴きたい曲を探すのはさして難しくありません(ファイルが増えてくると動作速度が少々心配ですが)。
ただ、例えば、「flacの192kHzのファイルから選んで再生したい」とか、「DSD128のファイルを再生したい」とか、細かいフィルタリングはちょっと難しい。
そういうときはパソコンからfoobar2000という音楽プレーヤーを使います。
Volumioは標準でUPnPレンダラーの機能を持っています。
foobar2000もコンポーネントを入れればUPnP対応になるので、foobar2000からVolumioをレンダラーとして再生できるわけです。最初の設定には少々手間がかかりますが、一度設定してしまえばあとは簡単。DSDのネイティブ再生も可能です。
foobar2000の設定は、条件にあったファイルをすぐに探せるよう、上のスクリーンショットのようにフィルタリング機能重視にしています。
コーデックの種類、サンプルレート、音楽の種類、アーティスト名、アルバム名、チャンネル数などでフィルタリングが簡単にかけられるようになっています。
使用コンポーネント
foobar2000のコンポーネントは簡単にいうと機能拡張用のプラグインのこと。
現在、私が使用しているコンポーネントは次のとおりです。
設定の仕方については、それぞれの参考urlをご覧ください。
Columns UI (Columns UI – musicmusic’s foobar2000 stuff)
プレーヤーのデザイン変更用のコンポーネント。手間はかかるが細かいところまで自分好みにカスタマイズできる。
参考:Columns UI 解説 - foobar2000 WikiASIO support ([foobar2000: Components Repository - ASIO support])(https://www.foobar2000.org/components/view/foo_out_asio))
ASIO出力ができるようになるコンポーネント。DACがASIOに対応している場合はお薦め(高音質で再生するには必須)。
参考:Windowsで foobar2000を使用して、DSDを再生する場合 | 単品コンポーネント | オンキヨー&パイオニア株式会社Super Audio CD Decoder (Super Audio CD Decoder - Browse /foo_input_sacd at SourceForge.net)
DSD音源のネイティブ再生ができるようになるコンポーネント。下の「DSD Processor」も同梱。
参考:Windowsで foobar2000を使用して、DSDを再生する場合 | 単品コンポーネント | オンキヨー&パイオニア株式会社DSD Processor(Super Audio CD Decoder - Browse /foo_input_sacd at SourceForge.net)
PCM音源をDSDにリアルタイム変換ができるようになるコンポーネント。上の「Super Audio CD Decorder」に同梱されているので入れてみたがDSDへの変換をしないのなら不要かも。
参考:Windowsで foobar2000を使用して、DSDを再生する場合 | 単品コンポーネント | オンキヨー&パイオニア株式会社UPnP/DLNA Renderer, Server, Control Point (foobar2000: Components Repository - UPnP/DLNA Renderer, Server, Control Point)
UPnP/DLNA に関するサーバー機能、コントロール機能、プレーヤー機能が追加される。
参考:foobar2000をネットワークオーディオ化する手順 | ハウツーITUPnP Media Renderer Output (foobar2000: Components Repository - UPnP MediaRenderer Output)
出力先にUPnP/DLNA対応オーディオが選択できるようになる。
参考:デュアルPCでネイティブDSDを再生 | PHILE WEBコミュニティ
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