α6500 & Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z
Tinker BoardやRaspberry PiにVolumioをインストールして音楽再生をすることのメリットのひとつに、手持ちのスマートフォンでコントロールできることがあります。
音楽再生に特化したOSのVolumioでは、内部的にはMPD(Music Player Daemon)が組み込まれています。
またVolumioにはWEBブラウザから操作できるMPDクライアントアプリも組み込まれていて、これを通じて自身のMPDをコントロールできるわけですが、スマートフォンやPCなどから別のMPDクライアントを使ってVolumioのMPDをコントロールすることも可能です。
また、VolumioはUPnPにも対応していてレンダラーとして機能しますので、UPnP対応のコントローラーアプリを使って利用することも可能です。
というわけで、Androidで使えるMPDクライアントやUPnPコントローラを使用した範囲で簡単にまとめてみました。
アプリ名 | 種類 | 複数サーバー対応 | メターデータ表示 | 検索 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
Volumio | MPD | ○ | ○ | △ | ブラウザから使えば無料(120円のアプリもあり) |
MPD Remote | MPD | ○ | × | ◎ | 無料 |
MPDroid | MPD | × | ○ | ◎ | 無料 |
M.A.L.P. | MPD | ○ | × | ○ | 無料 |
Mupeace | MPD | × | × | ◎ | 無料 |
BubbleUPnP | UPnP | ○ | △ | ○ | 359円(無料の機能制限版あり) |
アプリ名 | 一言コメント | おすすめ度 |
---|---|---|
Volumio | 再生中の音源のファイル形式、ビットレート、ビット深度、サンプリング周波数が表示される。YoutubeやWEBラジオの再生ができる。アルバム一覧表示に難あり。 | ◎ |
MPD Remote | 画面のアイコンの意味が判りづらいが、慣れれば使いやすい。動作がきびきびしているのも◎。メタデータが表示されれば完璧。 | ◎ |
MPDroid | 検索結果が見やすいのが◎。複数サーバーへの切り替えができないのと、アルバム一覧がリスト形式にできないのが難点。再生中音源のメタデータの表示専用として使用中。 | ○ |
M.A.L.P. | 動作はきびきびしているが、アルバム一覧表示に難あり。 | △ |
Mupeace | 悪くはないが、あえて使う理由がない。検索表示は見やすいが複数サーバーへの切り替えとメタデータの表示ができれば。 | △ |
BubbleUPnP | ユーザーインターフェースが使いやすいのとメタデータ表示はファイル名までわかる(ただしM4AやDSFの表示がおかしいのが減点)。再生キューへの登録が遅いのが難点。UPnPなので、サーバー側で対応していればWEBラジオの再生も可能(SynologyなどのNASでは対応している)。 | ○ |
Volumio
良いところ
- 再生中の音源のファイル形式、ビットレート、ビット深度、サンプリング周波数が表示される。
- Youtubeの音源が再生できる。
- Webラジオが再生できる。
悪いところ
- アルバム一覧で、一つのアルバムが複数表示される(一つのアルバムにアーティスト名が複数ある場合?)。
- 検索が遅い。
- 他のアプリで再生した音源の再生表示がVolumioの最後の再生した音源のままで更新されない。
MPD Remote
良いところ
- 動作が機敏かつ安定している。
悪いところ
- 再生中の音源のファイル形式、ビットレート、ビット深度、サンプリング周波数が表示されない。
- アイコンの意味が分かりづらく、操作方法が独特。ただし慣れれば使いやすい。
MPDroid
良いところ
- 再生中の音源のファイル形式、ビットレート、ビット深度、サンプリング周波数が表示される。
- 検索結果が見やすい。アーティスト名の検索結果、アルバム名の検索結果、個々の曲名の検索結果がタブ分けして表示される。
- 動作が機敏かつ安定している。
悪いところ
- アルバム一覧がリスト形式で表示できなく一覧性が低い。アーティストとかはリスト形式で表示できるのにね。
- 一つのMPDしか操作できない(複数サーバーの切り替えができない)
M.A.L.P.
良いところ
- 動作が機敏かつ安定している。
悪いところ
- アルバム一覧で、一つのアルバムが複数表示される(一つのアルバムにアーティスト名が複数ある場合?)。
- 検索結果も上記と同様の症状が出る。
- 再生中の音源のファイル形式、ビットレート、ビット深度、サンプリング周波数が表示されない。
Mupeace
良いところ
- 動作が機敏かつ安定している。
- 検索結果が見やすい。
悪いところ
- 再生中の音源のファイル形式、ビットレート、ビット深度、サンプリング周波数が表示されない。
- 一つのMPDしか操作できない(複数サーバーの切り替えができない)
BubbleUPnP
良いところ
- 再生中の音源のファイル形式、ビットレート、ビット深度、サンプリング周波数が表示される(アップルロスレス形式とかもなぜかMP3と表示される)。
- その他のメタデータの表示もきちんとしている。
UPnPなので、サーバー側で対応していればWEBラジオの再生も可能(SynologyなどのNASでは対応している)
悪いところ
キューへの登録が遅い。
こうしてみると、完璧なアプリってないですね。
MPD Remoteが再生中の音源のメタデータ(ファイル形式、ビット深度、サンプリング周波数など)が表示されるようになれば、個人的にはほぼ完璧なのですが。
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