
物憂げ posted by (C)nonkuri
NEX-5 + E18-55mm F3.5-5.6 OSS SEL1855
書評の目的というのはなんなのだろう、ってときどき思います。
単純に考えると、「その本がとても素晴しい本なのでより多くの人に読んでもらえるようお薦めする」ものだと思うのですが、世の中には徹底的にお薦めしない理由を書いてある書評もあるわけで、そうなると「その本は読む価値はまったくないので無駄なお金を使わないように忠告する」という機能もあるのかもしれません。
個人的に好きな書評というのは、①その本がいかに素敵なのかを自分の言葉で書いてあって、②これから読む人の興趣を削がないような配慮がされており、③その本を読む上で知っておくとより愉しめる背景やら知識やら書いてある、というものです。
そういう意味で、柴田元幸さんの『つまみぐい文学食堂』とか『アメリカ文学のレッスン』というのが、わたしの理想形なのですが、そうなるとブックガイドと書評の違いがわからなくなってきますな。
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