2009年11月25日水曜日

『燃える天使』 柴田元幸 編訳

海岸
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 柴田元幸氏が自分で選んだ14の短編小説と1篇のエッセイを翻訳したアンソロジー。
 青春・恋愛的な話もあり、幽霊話もあり、多彩な内容で愉しめる。
 個人的に好きなのは、『床屋の話』(V.S.プリチェット)、『ケイティの話一九五〇年十月』(シェイマス・ディーン)、『猫女』(スチュアート・ダイベック)、『サンタクロース殺人犯』(スペンサー・ホルスト)。特に『床屋の話』は、今まで読んだ短篇の中でも上位に入る素晴らしい作品。

 以下、収録作品を掲げる。

僕の恋、僕の傘(ジョン・マクガハン)
床屋の話(V.S.プリチェット)
愛の跡(フィリップ・マッキャン)
ブロードムアの少年時代(パトリック・マグラア)
世の習い(ヴァレリー・マーティン)
ケイティの話一九五〇年十月(シェイマス・ディーン)
太平洋の岸辺で(マーク・ヘルプリン)
猫女(スチュアート・ダイベック)
メリーゴーラウンド(ジャック・プラスキー)
影製造産業に関する報告(ピーター・ケアリー)
亀の哀しみ アキレスの回想録(ジョージ・フラー)
燃える天使 謎めいた目(モアシル・スクリアル)
サンタクロース殺人犯(スペンサー・ホルスト)

燃える天使

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