2011年7月21日木曜日

SF短編選集『きょうも上天気』を読みました

墓参
墓参 posted by (C)nonkuri NEX-5 + 135mm F2.8 [T4.5] STF SAL135F28


 2010年2月に逝去された翻訳家の浅倉久志氏を偲んで編纂された浅倉氏訳のSF短編選集。
 収録先は次のとおり。錚々たる作家の方々の作品です。

オメラスから歩み去る人々(アーシュラ・K.ル・グィン)
コーラルDの雲の彫刻師(J.G.バラード)
ひる(ロバート・シェクリイ)
きょうも上天気(ジェローム・ビクスビイ)
ロト(ウォード・ムーア)
時は金(マック・レナルズ)
空飛ぶヴォルプラ(ワイマン・グイン)
明日も明日もその明日も(カート・ヴォネガット・ジュニア)
時間飛行士へのささやかな贈物(フィリップ・K.ディック)

 どれも素晴らしい作品ですが、今の時代に読むなら、やっぱり冒頭の『オメラスから歩み去る人々』がベストかと思います。
 マイケル・サンデル氏の「これからの「正義」の話をしよう」で引用されていたように、正義について考える切っ掛けになるかと。

きょうも上天気

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