2013年3月25日月曜日
園児にみるリーダーシップ
NEX-5 + 135mm F2.8 [T4.5] STF SAL135F28
春ですね。
我が子も今年の4月から小学校。
というわけで、先日、保育園の卒園式がありました。卒園式といっても、保育園なので、月末まで保育園に通うのですけどね。感動的な卒園式でしたが、その後も普通に通っていると、微妙に感慨が薄らぎますな。
それはともかく。
卒園式が終わったあと、父母と子どもたちで集まり、某居酒屋を貸しきって懇談会のようなものを開いたわけですが、そこでちょっと感心したことがありました。
今回の席割は子どもと父母を混ぜておらず、広間の中で子どもたちだけの席と父母だけの席とに分けていました。
何しろまだ就学前の子どもたちですから、とても賑やかです。
料理が運ばれても、しばらくのあいだ、子どもたち同士でふざけあっていました。
でも、父母たちはわざと声をかけず、そのままにしておきました。このあとどうなるのか、大人の介入がないと収拾つかないまま進んでしまうのかと見守っていたのです。
しばらく、ほうっておいて、そろそろ限界かな、って思ったとき。2、3人の子どもがごそごそと相談して、「静かにして」っとみんなに声をかけ始めました。そして、その子たちの掛け声で、保育園での給食のときのようにみんなで「いただきます」をして、食べ始めたのです。
ほうっておいてよかったな、と思いました。
これって、きっと遺伝と教育の成果なんですよね。
たぶん、遺伝的にリーダー気質の子がいる。恥ずかしがらずにみんなに声をかけ、自分のしたい方向に誘導しようとする意志がある。そういうのって、たぶん持って生まれた才能なのだと思います。
でも才能だけでは、足りない。ひとつには、進んでいく方向を決められないから。どの方向に進むべきかを判断するための基準を持つ必要がある。
ふたつめは、自分の話を聞いてもらう技術がないから。どのように声をかければみんなに自分の意志を伝え、賛同してもらうことができるのか。それを学ぶ必要がある
そして、それらを教えるのが教育なのだと思います。
保育園の先生方に感謝。
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