SIGMA DP2 Merrill
先日、四谷のおもちゃ美術館に子どもと行ってきたのですが、そこで子どもが気に入った「どうぶつしょうぎ」を購入。子どもは3手先を読むこともまだまだおぼつかないですが、夢中になってやっています。
たかだか 3×4 のマス目ですし、コマは2人合わせて8個しかないし、大人がやれば簡単なゲームかと思っていましたが(実際ルールは簡単なのですが)、これが意外と難しい。なかなか先を読み切れないので、勘に頼る部分が多いです。
とはいえ、本当の将棋でコンピュータがプロ棋士に勝つ時代です。このサイズなら既にコンピュータで必勝法(「どうぶつしょうぎ」はいわゆる"二人完全情報零和ゲーム"なので必ず先手勝ち・後手勝ち・引き分けのいずれかになります)が解析されているに違いないと思って調べてみたらやはりありました。
東京大学情報基盤センターの田中哲朗さんという方の論文、「どうぶつしょうぎ」の完全解析(PDF)です。
で、さっと読んでみて吃驚。
先手・後手双方最善を尽くすと、78手で後手が勝つ。
後手が勝つのは感覚的にわかるのですが(将棋が好きな方ならわかると思いますが先手が結局一手損になる感じがします)、勝つまでに78手もかかるのですね。
チェス系のゲームは、持ち駒を使えると随分とゲームが複雑化するのだということがよくわかります。
ちなみに、「どうぶつしょうぎ」における詰将棋は23手詰めが最長とのこと。
どうぶつしょうぎ |
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