2018年10月8日月曜日

「Luminar2018」というRaw現像ソフトウェアを試してみたので感想など

ラーメン
α6500 & SIGMA 16mm F1.4 DC DN

 「Luminar2018」というRaw現像ソフトを試用してみたので感想を書いてみます。
 ダウンロードは「Luminar写真エディター – MacとPC対応のベスト写真編集ソフトウェア | Skylum (ex-Macphun)」からできます。
 試用期間は15日間です。

Luminarとは

 Lightroomなどと同じRaw現像ソフトウェアです。以前はMac版だけだったようですが、現在はWindows版もあります。

画像補正はすべてフィルターで

 Luminarは画像の補正はすべてフィルターを追加していく形で行います。Raw現像のソフトウェアの基本である露出補正、色温度の調整なども「RAW現像」というフィルターを追加して行います。シャープやノイズ軽減もフィルターです。
 基本的なRaw現像項目は Lightroom と似ていますので、Lightroomを使っている人にはわかりやすいと思います。
 これらの基本的な補正に加えて、Accent AiフィルターというLightroomの自動補正のようなフィルターや、オートン効果、クロスプロセス、ソフトフォーカスなどの特殊なフィルターも揃っています。

補正はプリセットの適用から

 Luminarの大きな特徴はプリセットにあります。
 一からフィルター類を追加して調整していくというよりも、いろいろとプリセットを試してみて好みの方向性のものをさらに調整することで、スピード感のある仕上げを行っていくことが狙いのソフトウェアであるように思います。
 ですので、上で述べたフィルター類をあらかじめセットしたプリセットが豊富に付属しているほか、公式サイトから有料・無料の各種のプリセットがダウンロードできます。
 もちろん自分でプリセットを作ることもできます。
 少々効果が強すぎるプリセットが多いのですが、プリセットの適用量をまとめて調整できるので使いやすいと思います。

レイヤー機能

 レイヤー機能があり、フィルターやプリセットを複数重ねることが可能です。
 また、レイヤーにはマスク機能があるので、部分的に適用することができます。

画像管理機能はなし

 画像管理機能はまったくありません。
 ただし、Lightroomのプラグインがあり、そこからLuminarで画像を開くことができるので、Lightroomを使っている人は困ることはないと思います。逆にこれ単体だと使いづらいです。
 なお、Lightroomから開く際は、ファイル > プラグインエクストラ > Transfer to Luminar 2018 で送るとRawファイルを開くことができます。他のサイトで、「他のツールで編集」から選択するように紹介していたところもありますが、これですとRawファイルを開くことはできません。

レンズ補正は手動のみ

 著名なRaw現像ソフトウェアの多くはレンズデータをしっかり集めていて(独自測定なりメーカー提携なり)、使用しているレンズに合わせた歪曲収差や周辺光量の補正が自動でできますが、Luminarにはそうした機能はありません(手動での補正はできます)。
 レンズによってはそうした補正を前提としたものもありますので(特に歪曲収差)、歪みがない画像を得たいときなどは不向きです。

総合評価

 レンズ補正がないのが残念ですが、価格も安いですし(公式サイトで購入すると6,888円)、他のソフトウェアにはない機能もあるので(オートン効果など)、もう少し試用して大きな不具合がなかったら購入すると思います。

0 件のコメント: