2009年8月11日火曜日

なぜか買ってしまうO・ヘンリー 『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』

水辺
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 光文社古典新訳文庫で見つけてしまったO・ヘンリーの『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』。新潮文庫の短編集も角川文庫の短編集も持っているが、結局、買ってしまった。
 正直、あまり古典という感じがしないのだが、O・ヘンリーも、もはや古典なのだなぁ、と思う。原文はプロジェクト・グーテンベルグにも収録されている(http://www.gutenberg.org/browse/authors/h#a634)し、青空文庫にすらいくつかの翻訳があるし、たしかに古典といってもおかしくはないのだが。

 改めて読み直すと、『賢者の贈り物』は奇跡的な作品だと思う。何度も読んでいるのでもちろん物語はすっかりわかっているのだが、それでも胸を打つものがある。物語の良さもそうだが、それを東方の三賢人に結びつけるところが素晴らしいのだ。「クリスマスに読みたい本ベスト10」なんてものがあったら、自分なら絶対に選びます。


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