LEICA M9 と LEICA X1

秋空の下 posted by (C)nonkuri SIGMA DP2


　ライカから新型カメラが発表された。「LEICA M9」と「LEICA X1」である。はっきりいってライカは手が届かないので、単なる興味本位であるが、どんなものか調べてみた。

　M9は35mmフルサイズの有効1,800万画素CCDを搭載したレンジファインダーカメラである。ローパスフィルターを採用せず、モアレや偽色などはデジタル処理するらしい。M8やM8.2になかったIRフィルターは本体に設置されるようだ（もっとも従来これがなかったのは欠陥商品としか思えないが）。
　その他のスペックを見る限りでは他社のフルサイズ機一眼レフには及ばないような気もするが、本体585gという軽さは魅力的かな。777,000円という価格は縁起でも担いだのでしょうか。

　X1はAPS-Cサイズ相当の有効1,220万画素CMOSセンサーとライカ エルマリート f2.8/24mm レンズ（フルサイズ換算で36mm相当の画角）を組み合わせたコンパクト・デジタルカメラ。従来は、同社のコンパクト・デジタルカメラはパナソニックのOEMだったが、今回は自社開発とのこと。といっても、顔認識11点AF等、電子機器はパナソニックのものらしい。バッテリー抜きの本体重量は286gと十分に軽い。価格は約20万円。
　APS-Cサイズのセンサーを採用した単焦点コンパクト・デジタルカメラという基本的なコンセプトとしてはSIGMAのDP1・DP2と同じであるが（マニュアルフォーカス用のダイヤルもあるのだ）、パナソニックの電子機器を装備している分、オートフォーカスなどの動作速度は期待できそう。


LEICA ライカ M9 ブラックペイント ボディ

LEICA ライカ X1 スチールグレー