2011年3月16日水曜日

『古くて新しいフランス菓子』(河田勝彦 著)を読みました

静けさの中で誰かと繋がる
静けさの中で誰かと繋がる posted by (C)nonkuri NEX-5 + E18-55mm F3.5-5.6 OSS SEL1855


 いろいろと考えるところはありましたが、通常通り更新することとします。

 以前から気になっていた『古くて新しいフランス菓子』をようやく読むことができました。

 著者は世田谷区にあるパティスリー「オーボン ヴュータン」の河田勝彦さん。
 フランス菓子を古典菓子(18世紀末~19世紀末の菓子)、近代菓子(20世紀初頭から現代まで菓子)、伝統菓子(各地に残る郷土菓子)の3つに分類して紹介しています。
 また、カレーム、エスコフィエといった時代を代表する巨匠たちの足跡にも言及しており、フランス菓子の歴史を理解できる本でもあります。

 当然ルセット(レシピ)も掲載されており、天才たちの残したルセットをベースに、あるいは元のルセットほぼそのままに、あるいは河田さんのアレンジを加えて詳細に記載されています。
 お菓子好きの人なら、自分では作らなくて食べるだけの人でも、とてもわくわくする本です。もちろんお菓子づくりの好きな人やパティスリーを志す人には貴重な資料となることでしょう。


『古くて新しいフランス菓子』
 
 

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