2012年10月1日月曜日

生きるということについて


NEX-5 + 135mm F2.8 [T4.5] STF SAL135F28


 人生というのは、砂浜に絵を描くようなものような気もする。
 いくら一生懸命に描いても、いずれ波でかき消されてしまうのだ。

 それならば、人生を続けることに意味は無いのか?

 それに対するひとつの答えが、イタロ・カルヴィーノの『なぜ古典を読むのか』に書いてあるので引用する。

 毒人参が準備されるあいだ、ソクラテスはフルートでひとつの曲を練習していた。「いまさらなんの役に立つのか?」とある人が尋ねた。答えは「死ぬまでにこの曲を習いたいのだ」




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