2013年5月22日水曜日

バラに関する少々ブラックな逸話

Golden Celebration ゴールデン・セレブレーション SIGMA DP2 Merrill & AML-2


 『人間はこんなものを食べてきた 小泉武夫の食文化ワンダーランド』という本を読んでいたら、こんな逸話が載っていました。

フランスのルイ13世は暴君といわれたが、あるとき自分のかわいがっていた部下が大ちょんぼをして、ほかの部下や国民の手前、見せしめに処刑しなければならなくなった。そこで、すばらしい最期にしてあげようというので、ニースから馬車で香水用のバラの花をいっぱい運ばせた。それを地下牢に注ぎ入れて、部下をバラの花で埋めて窒息死させたという。その遺体は、バラの花の甘いにおいに染まってしまった。


 ちなみにこういう処刑の仕方はルイ13世が考えたというわけではないようで、わたしの知るかぎりではローマ帝国第23代皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌス(通称「ヘルオガバルス」)にも似たような話があります(事実かどうかは別として)。
 以下、Wikipedia からの引用(ヘリオガバルス - Wikipedia)。
ヘリオガバルスの評伝については、当時の歴史書における常として、のちに即位した皇帝やその支持者によって誇張された部分があると考えられている。そうした誇張のなかで特に有名なのが『ローマ皇帝群像』のなかにある「客人に薔薇の山を落として窒息死させるのを楽しんだ」とする逸話であり、このエピソードは有名なローレンス・アルマ=タデマの絵画「ヘリオガバルスの薔薇」のモチーフとされている。


 こういうのって、ある意味、サディスティックですよね。


P.S.
 上の写真はイングリッシュローズのゴールデン・セレブレーションです。発色がよくて香りも素晴らしい銘花です。



P.S. その2
 Flickrが大改良されたので、写真はFlickrから貼ってみました。
 無料で1テラバイト、1枚あたりのサイズ200MBって素晴らしいですね。




 

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