Markdownエディタについては、先日も「GitHub提供のオープンソース・エディタ「Atom」がMarkdownエディタとして素晴らしい!」みたいな記事を書いたような気もしますが、いいものはいいので御紹介。
Haroopadとは
HaroopadはMarkdown文書作成のためのエディタです。
AtomはMarkdownエディタとしても有用な汎用エディタですが、HaroopadはMarkdownドキュメントを書くための専用エディタです。
寄付歓迎のフリーソフトウェアで、「Haroopad - The Next Document processor based on Markdown」からダウンロードできます。
対応OSは、Windows7/8、Mac、Linux。
2ペインで左側がエディタ、右側がプレビューというのが初期設定のスタイルです。リアルタイムでプレビューできます。
Haroopadの特徴
使い勝手の良い拡張記法
GitHub Flavored Markdownに対応しているのでテーブルやタスクリストなどの拡張記法が使えるほか、Haroopad独自の拡張記法もあります。
例えば、目次。”[TOC]”と入力することで、文章の見出し構造から自動で生成された目次を追加することが可能です。
また、画像の挿入記法では代替テキストに加えタイトルや表示サイズ、テキストの回り込みなども指定できます。ブログを書いているときには、これがとてもありがたいです。
“Markdown Syntax Helper”
左側に”Markdown Syntax HelperというMarkdown記法のヘルプを表示できます。おまけにマウスでクリックすると、その記法を挿入できます。
段組表示
プレビュー表示は2段組、3段組ができます。最近は大画面表示ができるディスプレイが多いので、画面の有効活用として便利です。
導入方法
インストール
難しいことはなにもありません。
「Haroopad - The Next Document processor based on Markdown」から使用するOSに応じてインストーラーをダウンロードします。
あとはインストーラーを起動してインストーラーの指示に従うだけです。
メニューは最初から日本語化されています。
設定
「ファイル」>「設定」で設定画面が開きます。
一部の拡張記法は「Markdown」の項目で該当チェックボックスを有効にしないと使えませんので注意。
フォントの設定
フォントの設定はちょっと面倒です。
まず、エディタ側のフォントの設定方法から。
「ファイル」 > 「設定」 > 「エディタ」 > 「あなたのスタイル」 の右側の「編集」ボタンを押すとCSSファイルのあるフォルダが開くので、default.cssをエディタで開きます。
それからcssのeditor{}のところを編集します。私は次のとおり記入しています。
editor {
font-family: "Migu 1M", "Lucida Grande", "Meiryo", "Hiragino Kaku Gothic ProN", Helvetica, sans-serif !important;
}
ちなみに、”Migu 1M”というのは、「Miguフォント : M+とIPAの合成フォント」からダウンロードできるフリーフォントです。
(1)半濁点(ぱぴぷぺぽなどの右上の○)が大きく濁点と判別しやすい、(2)半角・全角とも0(ゼロ)にスラッシュが入っていてO(オー)と判別できる、(3)数字の1(イチ)・大文字のI(アイ)・小文字のl(エル)が判別しやすい、などの特徴がある使いやすいフォントです。
プレビュー側のフォントも同様に設定していきます。
「ファイル」 > 「設定」 > 「ビューワ」 > 「あなたのスタイル」 の右側の「編集」ボタンを押すとCSSファイルのあるフォルダが開くので、default.cssをエディタで開きます。
これは何も記入していない空ファイルですので、ここに使用するフォントを記入していきます。私は次のとおり記入しています。
>* {
font-family:"Helvetica Neue", Helvetica, "Hiragino Kaku Gothic ProN", Meiryo, sans-serif;
}
code {
font-family: "Bitstream Vera Sans Mono", Courier, monospace;
font-weight: normal;
}
2016/07/14 追記
またAtomに戻っております。
AtomをMarkdownエディタとして使うときに便利な設定や拡張機能(パッケージ)
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