Osmo Pocket 3 は 10-bit HLG での撮影ができます。ノーマルのカラーモードに比べて 10bit記録 でダイナミックレンジが広がるので通常の Rec709 Gamma2.4 で出力する場合でもカラー編集耐性が高くてありがたいんですが、せっかくなので、編集した動画をHDRで出力してYouTubeにアップロードできるか試してみました。
やっぱりHDR動画はいいですからね。なんと言いますか、臨場感がかなり違います。目には刺激が強すぎて良くなさそうな気もしますが。
なお、自宅PCのディスプレイはHDRに対応していないので、今回は M1 iPad Pro 12.9インチで iPad版の DaVinci Resolve を使用して編集しています。
調べてみたところ、DaVinci Resolve でのHDR動画の作成は特段難しい設定が必要なわけではなく、プロジェクト設定さえちゃんとしておけば良いようです。今回はプロジェクト設定を次のように設定しています。
- マスター設定
- タイムライン解像度: 3840 × 2160 UHD
- カラーマネジメント
- カラーサイエンス: DaVinci YRGB Color Managed
- 自動カラーマネジメント: チェックを外す
- カラー処理モード: カスタム
- 入力カラースペース: Re.2100 HLG(DJI Osmo Pocket 3 の公式ページのスペック等も見たが、10-bit HLGモードの色域等は載っていなかったので、とりあえず Rec.2100 HLG で)
- タイムラインカラースペース: DaVinci WG/Intermadiate
- 出力カラースペース: Rec.2100 HLG
注意点としては、 Youtube では HDR 動画をアップロードしても、すぐにはHDR動画は観ることができないということです。
アップロードして、SD、HD、4Kはすぐに作成されたのですが、HDR動画は2時間ぐらい待っても観られず、何か別途メタデータの設定が必要なのと悩んでいたのですが、一晩経って次の朝にはちゃんと観られるようになっていて安心しました。
なお、SDRしか対応してない機器で観る場合は、SDRに変換された動画が流れるようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿