Coloso(コロソ)でイラスト講座を購入して受講してみましたので、まだ受講途中ではありますが感想など書いてみます。
今回、私が購入したのは『ダイナミックでスタイリッシュなキャラクターの完成』(講師はイラストレーターのホ・ソンムさん)です。
あと、『絵画の彩色で描く密度の高い実写キャラクター』(講師はコンセプトアーティストのErak Noteさん)も購入しているので、いずれこちらの感想も書いてみようかと。
Colosoとは
2019年、韓国でスタートしたオンライン講座のサービスです。
現在、日本向けには、映像デザイン(モーショングラフィックス、3DCG、VFX等)、イラスト(2Dイラスト)、視覚デザイン(グラフィックデザイン、パッケージデザイン、UI/UXデザイン、ブックデザイン等)、クッキングの4分野の講座があるようです。
韓国のサービスなどで講師は韓国の方が多いですが、日本人の講師もいます。
以下、感想を箇条書きで。
良いところ
- 講座にもよるのだろうけれど、講座内容のレベルが髙い印象。『キム・ラッキの人体ドローイング』のキム・ラッキさんとか『ソッカの美術解剖学ノート』のソク・ジョンヒョンさんとか日本の美術解剖学の第一人者の加藤公太さんとかが講師になっている。お金と時間があればもっといろいろ受講してみたい。
- 返金制度はないものの、カリキュラムが詳しく説明されているので、自分が受講したい内容ではなくて失敗した、ということは少ないように思う。
視聴の期間制限がない。自分のレベルが低くてついていけないところも、自分のレベルが上った後で見直せる。
2倍速とか1.5倍速とか0.5倍速とか視聴速度の調整が可能。ABリピートもある。
いまいちなところ
- 視聴端末の制限が厳しい。3端末でしか使えず、パソコン等の買い替えによるリセットは1年に1度しかできない。
- アプリ(私はiPadで使用)が使いづらい。ネットワークの調子が悪いとすぐに切れる。認証期間も短いので、体感的には1日1回はログインし直さなければならない。なんのために端末数の制限をしているのやら。
- 動画のダウンロードができないので、外で見たいときはWifiがあるところかパケット使い放題でないと厳しい。
- 講座付属のファイルはアプリからはダウンロードできない(ダウンロードはパソコンからのみ)。
- 外国語(韓国語)は吹き替えではなく字幕。作業映像と字幕の両方を把握するのはなかなかしんどい。なお、映像内で使われている文字部分が日本語に差し替えられているのはよかった。
Colosoの全体的な感想
- 価格はそれなりにするし上で述べたように不満もあるが、総じて満足度は髙い。講座内容が充実していて視聴期間制限がないというのはとても良い。
- Palmieの7日間お試しもしたことはあるが、こちらはサブスクリプションタイプな上に講座内容が玉石混淆(石多め)なので、続ける気はしなかった。
『ダイナミックでスタイリッシュなキャラクターの完成』(講師:ホ・ソンムさん)の感想
- 立体感を意識したリアル系の人物の描き方の講座。
- 動画28本(合計で約26.5時間)。
- 使用ソフトウェアはClip Studio Paintとなっているが、一般的なペイントソフトならなんでも大丈夫かと。講座特典でついてくるブラシはPhotoshop用だし。それこそアナログ用具でも問題ないぐらい。
- 難易度は初級。初級といっても描き方を初歩から説明しているという意味で、ソフトウェアの使い方は知っていることが前提。
- サムネイル画像はカラーだが、中身は線画が中心。最初の方に線についての解説もあり。最後のメイキングでカラーイラストも扱ってはいる。
- 立体感を重視した解説。
- 解剖学的な人体構造の知識と人体構造の図形化を基礎とした理論的な解説で、応用しやすいように思う。老若男女、様々な体型・視点・ポーズを描けるようになりそう。服のシワの描き方なんかも理論的。実物や写真を元にスケッチやクロッキーをするときの視点も身につきそうな気がする。
- 実際の描く手順や修正作業が見られるのが参考になる。こんなに上手い人でも細かく位置を移動したり、ラフをベースに線を修正したりしているのだね。
- 付属の資料に講座内で講師の方が描いたファイルを見本でつけてもらえると嬉しいな。
0 件のコメント:
コメントを投稿