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2021年9月25日土曜日

『第三の男』を観る

Sleeping American Shorthair

α6500 & SIGMA 56mm F1.4 DC DN


 ふと古い映画が観たくなって通勤電車の中で Prime Videoで『第三の男』を視聴。観たくなったときに観られるのはありがたいことです。

この映画は初めて観ましたが、どこか既視感があるのは、音楽(エビスビールのCMに使われていた有名曲です)のせいでしょうかね。CMの力はすごい。
 1949年のモノクロ映画ですが、内容はあまり古びておらず、楽しく観られました。クラシカルな名作映画を観るのがマイブームになりそうです。
 ちなみに、チターで奏でられるテーマ曲にはコミカルな印象を持っていたのですが、映画の内容はミステリー風味のシリアスなドラマで、まったくコメディーではありません。

2020年6月6日土曜日

VANKYOの格安プロジェクター「V630」を購入しましたので感想など

セダムの花
α6500 & SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art

 VANKYOのプロジェクター「V630」を購入しました。
 コストパフォマンスが売りの、いわゆる中華プロジェクターです。
 フルHD(1920✕1080)で、2万円程度(私が買ったときは)とプロジェクターも安くなったものです。

 プレイヤーは「Fire TV Stick 4K」を使用しています。
 V630には、映像ソース用のUSB端子とは別に、Fire Stickなどの電源供給に使えるUSB端子がついていますので、コード類はすっきりまとめられます。

 同程度の価格帯のプロジェクターと比較しての特徴として、台形補正が垂直方向きだけでなく水平方向も45度まであります。
 ただし、縦向きは光学的に補正しているようですが(本体上部にピント調整と並んで補正用の回転ノブがあるのでたぶんそうだと思う)、横向きはデジタル補正しかないので、角度がきつくなるとおそらく周辺はピントがずれてくるのではないかと思います。

 短焦点プロジェクーではないので、投影面までの距離はそれなりに必要となります。最短1.6mで50インチぐらいの映写サイズになるようです。推奨は3mで90インチとのこと。
 光学ズームはありませんが、デジタル的に縮小して投影することはできます。

 うちの場合、プロジェクターは常に設置しておくわけではないので、観たいときは手持ちのカメラ用三脚に三脚テーブル台をつけてプロジェクター用の台にして、その上に置いています。

 画質面は高級なプロジェクターで観たことがないので比較のしようもないのですが、部屋を暗くしてみれば、壁への投影でも十分満足です。

 排気音はそれなりにしますが、映画が始まってしまえば特に気になりませんでした。
 ちなみに音声はFire TV StickからBluetoothでオーディオに流しています。
 Fire TV Stick 4K → TaoTronics Bluetooth トランスミッター & レシーバー → DAC兼プリメインアンプ A-70DA → スピーカー という流れです。
 V630にもスピーカーがついているので、そのままでも音は出るのですが、当然のことながらちゃんとしたアンプとスピーカーで流した方が音は良いです。
 ただ、V630のスピーカーもそんなに悪くはなく普通に聴ける音だと思います。

 総じて、価格に対する満足度はとても高いです。
 この上を狙うのなら、本体は4K対応で、スクリーンなどもちゃんとしたものを揃えないと向上を体感できなさそうな気がします。

2018年8月14日火曜日

『ミッドナイト・イン・パリ』は良い映画でした

窓辺
α6500 & SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art

 職場の行き帰りの電車の中で、Amazonのプライム・ビデオをときどき観ます。
 あらかじめ自宅のWifiでダウンロードしておけばパケットも消費しないし、見放題なのでつまらなければすぐに次のものに切り替えればよいですし、なかなか有意義な時間の使い方になります。
 
 で、先日、『ミッドナイト・イン・パリ』という映画を観たのですが、これがとても良かったので御紹介。
 脚本家で小説家を目指しているアメリカ人が、婚約者の裕福な女性(及びその両親)とパリを訪れるが微妙にうまくいかず、一人でパリの街を彷徨っているうちに1920年代にタイムスリップします。
 その後、現在と過去を行き来しつつ多くのすれ違いの中で物語が進んでいくのですが、街並みと周囲の人物造形(ある種の典型的な裕福なアメリカ人、過去の有名人など)が観る者を惹きつけます。

 加えて音楽が魅力的です。パリで撮影されたアメリカ映画の音楽を聴いてなぜ日本人の私がパリっぽく思うのか自分でもよくわかりませんが(そもそもフランスに行ったこともないし)、なぜか昔のパリを旅行しているような気分になります。
 思わずサウンドトラックCDを購入してしまいました。

 ところで。
 後で調べてみたら、この映画はウッディ・アレンの監督・脚本でした。しかも、最大のヒット作でアカデミー賞の脚本賞を受賞しているとのこと。
 あまりウッディ・アレンっぽくなかったのが良かったでしょうかね?

2015年10月15日木曜日

Amazonプライムビデオが思っていたよりも良かった

お座り
Ricoh GR

 先月末に登録したAmazonのプライム会員(「“プライム会員登録+Fire TVシリーズ購入でAmazonギフト券4,000円プレゼント” につられてAmazonプライム会員に登録)」ですが、それほど期待していなかったAmazonプライムビデオが思っていたよりも良かったです。
 新しい映画はあまりないですが、古典的な名作(『ゴッドファーザー』シリーズとか『ティファニーで朝食を』とか)は意外とあるのでじっくり楽しめます。

 HuluやNetflixと較べたプライムビデオの利点は、自宅のWifiであらかじめダウンロードしておけること。
 FireHDシリーズだとHD画質でダウンロードできるので、通信制限を気兼ねせずにどこでも高画質映像を楽しめるのがいいですね。職場の昼休みや電車での移動時間が充実します(読書の時間が減っちゃうけど)。
 おかげでWimaxに入ったときにおまけで貰ったけれどあまり出番のなかったFire HD 7が活躍中です。

プライム無料体験

2015年9月15日火曜日

空と海と岸壁と

尖閣湾
SIGMA DP2 Merrill

 子どもの希望で久しぶりに『天空の城ラピュタ』を観ました。
 まぁ、わたしは餃子を包む合間に琥珀ヱビスを飲みながらところどころ観ただけなのですが、シータを助けに行く場面、ゴリアテが来て呪文を思い出して飛行石が光ってロボットが復活してと、この映画の象徴的存在が輻輳し畳み掛けるように絡みあい進行するあのシーンは、何度観てもやっぱり圧巻ですな。

 このところあまり写真を撮っていないので、手持ちの写真が海ばかり。
 なので、モノクロームにしてみたり。

2015年1月8日木曜日

年末年始はChromecastで『アナ雪』三昧

flowers
NEX-6 & Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z


 今年の年末年始の帰省で意外な活躍をしたのが、Chromecast。
 「ジジババと一緒に『アナと雪の女王』を観たい」という子どもの要請に見事に応えてくれました。

 Chromecastは、テレビのHDMI端子に接続してWi-Fiで繋ぐことで、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などから操作して映像や写真、ウェブページなどをテレビで観ることができるGoogle謹製のデバイスです。Nexus7(2013)など端末によっては画面のミラーリングもできます。
 サイズは長さ7.2cm×3.5cmぐらいで、重さは34gと持ち運びも楽。

 子どもにせがまれて昨年購入した『アナと雪の女王 MovieNEX』はBlue-rayなどのほかにAndroid端末やiOS端末などでも視聴できるデジタルダウンロード権がついてきます。

 なのでAndroid端末、Chromecast、モバイルWifiさえ用意していけば、Blue-rayやDVDプレイヤーのないジジババのうちのテレビでも『アナと雪の女王』が楽しめるのですよ。動画は1080pで再生できるので、画質的にも十分満足です。
 ChromecastはHDMI端子に差し込んで電源につなぐだけなので、セッティングは簡単。
 コンセントに余りがない場合に備え、モバイルバッテリーを用意しておけば完璧です。Chromecast本体はたいして電力を使わないのでモバイルバッテリーで充分楽しめます。

 というわけで、奥さんの実家と私の実家と両方で『アナと雪の女王』を上映。
 たっぷり映画を堪能し歌いまくった我が子、孫との交流を深めることができたジジババ、上映中に他の雑用を済ませることができる両親、と三方が満足する結果となりました。




 『アナと雪の女王』も我が家で購入したときは4,000円以上しましたが、現在はだいぶ値下がりしましたな。

 ちなみに、MovieNEXのデジタルダウンロード権は幾つかのGooge Play やiTunesなど幾つかのプラットフォームに対応していますが、どれか一つで認証すると他のプラットフォームでは使えません。個人的にはGoogle Playでの認証がお薦めです。iOS用のGooge Play はありますが、Android端末用のiTunesはありませんからね。


2014年11月6日木曜日

Nexsus7(2013)を購入、そして「ゼロ・グラビティ」のおまけがちょっと嬉しい

椅子のある光景
NEX-6 & Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z


 あと2ヶ月で2014年も終わりますが、いまさらながらNexus7(2013)を買いました。
 Asus のアウトレットで32GBの白が約2万円でしたので、そろそろ買いどきかな、と。
 このNexus7のサイズはなかなか良いですね。
 スーツの上着の内ポケットに入るので、持ち歩きやすいです。肩凝るけど。
 今は、Apex Launcher を入れてぼちぼちホーム画面をカスタマイズして楽しんでおります。

 ところで。
 たまたまPlay ストアの「映画&テレビ」のマイライブラリを覗いてみたら、「ゼロ・グラビティ(日本語吹替版)が」購入済状態であることを発見しました。
 これってNexus7購入者へのおまけなのですかね?
 映画館で既に観てはいるのですが、大変面白い映画でしたので、ありがたく再視聴させていただきたいと存じます。


2011年7月26日火曜日

人生について

助ける
助ける posted by (C)nonkuri NEX-5 + E18-55mm F3.5-5.6 OSS SEL1855


 ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の映画「フォレスト・ガンプ」に
「ママが『人生はチョコレート箱のようなもの。開けてみるまで何が入っているかわからない』ってよく言っていたんだ」
という有名な台詞があります。

 でもまぁ、チョコレートの箱の中に入っているのは普通はチョコレートだと思うのですよ。
 開けてみるまで何が入っているのかわからないのなら、
「人生は福袋のようなもの」
ですよね。
 アメリカに福袋があるかどうか知りませんし、映画的情緒はかなり薄れますけど。

 そういえば、『OL進化論』という漫画の中に、
「あなたは橋の下で拾ってきたのよ」
と子供を脅かす代わりに、
「デパートの福袋を買ったらあなたが入っていたのよ」
と脅かしたお母さんの話がでてきますが、フォレスト・ガンプのお母さんに負けず劣らずユニークなお母さんだと思います。
 
 

2011年6月30日木曜日

『ショーシャンクの空に』について思い出したこと

待ちぼうけ
待ちぼうけ posted by (C)nonkuri NEX-5 + 135mm F2.8 [T4.5] STF SAL135F28


 図書館に子供の絵本を借りに行ったら、予約待ちランキングに『ショーシャンクの空に』がランクインしていた。公開から随分経つのに、未だ人気は高いようだ。

 人によっていろいろ意見はあるだろうけれど、個人的には、『ショーシャンクの空に』の原作『刑務所のリタ・ヘイワース』("Rita Hayworth and Shawshank Redemption")は、希望についての物語ではなく、意志についての物語である、と思っている。
 主人公のアンディは、自ら考え、強力な意志で決めたことを貫き通した。極めてリアリスティックに状況を把握し、可能性を検討し、めげることなくやるべきことをやり通すことにより、ああいう結果を得ることができた。希望はたしかにあったが、それは夢想的な希望ではなく、現実を踏まえての希望だ。

 そうした意味で、映画で付け加えられた、主人公のアンディが刑務所中にモーツァルトのアリアを響き渡らせるシーンは、アンディの性格を原作とは決定的に変えてしまった。原作のアンディはあんな余計なことをして独房に入れられるような中途半端な意志の持ち主ではない。そんな阿呆なことは決してしないキャラクターだ。

 あのシーンのおかげでアンディの性格付けが曖昧なものになってしまったし、物語の力も弱まった。ダラボン監督の演出を評価する人も多いけれど、まったくもって余計なことを付け加えてくれたと、わたしは思っている。それ以外は良かったのだけどね。
 
 

2010年8月16日月曜日

子を持つ親にこそ観て欲しい 『トイ・ストーリー3』

そぞろ歩き
そぞろ歩き posted by (C)nonkuri EOS Kiss X2 + EF-S 17-55mm F2.8 IS


 『トイ・ストーリー3』を観てきました。有楽町のTOHOシネマズ有楽座の3D上映です。

 とても良い出来。とにかく完成度が高く、先週観た『インセプション』と較べると遥かに上。これに較べると『インセプション』がいかに無駄が多いかがよくわかります。
 新鮮味はそれほどありませんが、ストーリーがよく練られています。子供が楽しめるのはもちろんですが、大人も(特に子を持つ親なら)時間いっぱいフルに楽しめます。

 技術的に印象に残ったのは緩急とリズムの付け方のうまさ。例えば、子供がおもちゃを並べるときのスピード感。アニメならではの違和感のない早廻しで子供が目まぐるしく遊ぶ様子が表現されています。これが実際の子供が遊んでいる表現にぴったり。逆に実際に人間のスピードで描いちゃうと、こうも臨場感のある表現にならないでしょうね。実際の人間のスピードと人間の感じるスピードって違うのだなぁといまさらながら実感。
 また、3Dの違和感のなさも、素晴らしい。3D映画はこのほかに『アバター』を観ただけですが、『アバター』が3Dであることを意識に強いられる映画であるのに較べ、『トイ・ストーリー3』は3Dであることをまったく意識せずに観られます。
 トトロのぬいぐるみが出てくるのは制作総指揮のジョン・ラセターの遊び心なのかな。たしか彼は「となりのトトロ」を絶賛してたし、アメリカでトトロのぬいぐるみがそんなに流行っているとも思えないし。

 ところで。わたしは日本語吹き替え版で観たのですが、ダンボールに書かれた文字まで日本語になっていました。子供向けの映画ってことを考えると、これって素晴らしい配慮ですね。わざわざ各国語向けにレンダリングし直しているのでしょうか?

トイ・ストーリー2
トイ・ストーリー

2010年8月11日水曜日

『インセプション』を観ました

親子
親子 posted by (C)nonkuri EOS Kiss X2 + EF-S 17-55mm F2.8 IS


 有楽町の丸の内ピカデリー2で『インセプション』を観てきました。『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督のオリジナル脚本。
 まぁまぁ面白いですが、細かいところにリアリティーがないのが残念。特に肝心の「インセプション」する理由が詰め切れていないので、映画の世界観ににのめり込みづらいです。特に渡辺謙の役どころは存在自体不要でしょう。

 ところで、この映画は村上春樹氏の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の影響を恐らく受けているでしょうね。夢枕獏氏の「サイコダイバー」の影響も受けているのではないかとも思いますが、アメリカで翻訳されているかなぁ。

2010年1月26日火曜日

映画「アバター」を観たので感想など

並ぶ
並ぶ posted by (C)nonkuri EOS Kiss X2 + SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

 3D映像で話題のジェームズ・キャメロン監督の「アバター」を観たので感想を箇条書き。


  • 初めて観る映画なのに妙に既視感がある。印象を簡潔にまとめるなら、「もののけ姫」と「天空の城ラピュタ」と「風の谷のナウシカ」と「シュレック」と「スターウォーズ」を足して6で割り、3D映像を加えた感じ。
  • 3D映像の奥行き感は素晴らしい。
  • でも、まるで手に届きそうなぐらい近くに見えるものがスクリーンの端にくるといきなり消えるのに違和感あり。
  • 3D表示用の眼鏡が重い(上映方式により差異があるようだ)。
  • 3Dは目が疲れる。
  • 3時間は長い。

2009年6月5日金曜日

『1Q84』読了

成長の歴史を思う
成長の歴史を思う posted by (C)のんくり SIGMA DP2


 『1Q84』読了後の感想を少し。
  • 『ねじまき鳥クロニクル』のように、続きが刊行されそうな気がする。
  • いつもの暗喩に満ちた物語の中に、短篇『沈黙』のような率直な物語が混じる。
  • 文体がゴツゴツしている。おそらく意図的なものであろう。
  • これは『1Q84』に限った話ではないが、村上春樹の小説を読むと、宮崎駿の映画を思い出す。読者を引き込む導入がうまく、イマジネーション豊かである。


1Q841Q84

2008年12月2日火曜日

『1408号室』

シロテテナガザルの哀愁
シロテテナガザルの哀愁 posted by (C)のんくり EOS Kiss X2 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS


 昨日、丸の内ルーブルで『1408号室』を観た。以前から特に『1408号室』を観たかったというわけはなく、たまたま仕事が休みでかつ映画の日であり、銀座周辺で上映している中ではこれに一番興味が惹かれたからである。
 実際観てみると、最後がちょっと弱い気もするが、途中はなかなか怖く(ホラーだから)、悪くない映画であった。やはり映画を観るときはあまり内容を知らずに観た方が、期待しない分楽しく観ることができる。

 ところで、帰りのエレベーターの中で一緒になったおじいさんが、
「夢ならなんでもありだよな。感動も無いし詐欺にあった気分だ」とひとりぶつぶつ言いながら去っていった(念のためにいうと夢オチはおじいさんの勘違いであり、感動を謳った映画でもない。繰り返しになるが単なるホラー映画である)。
 事前情報が多すぎるのもよくないが、どういう類の映画かぐらいはあらかじめ知ってから観た方がお互いのためという気もする。


1408号室1408号室