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2025年3月1日土曜日

Huion の液晶ペンタブレット「Kamvas Pro 19」の感想と設定のポイント

American Shorthair
α6700 & VILTROX 75mm F1.2 E

 Huion の液晶ペンタブレット、「Kamvas Pro 19」を購入しました。
 18.4インチで4K表示、マルチタッチ対応という液タブです。Huiion製品の中ではハイスペックなモデルですが、今は、Amazon のスマイルセールでかなり割引されているので、かなりお買い得になっています。
 使いやすいサイズ(自分の作業スペースとの兼ね合い)、4K、マルチタッチ、コストパフォーマンスの良さ、が購入の決め手となりました。
 似たようなスペックでXPPENの「Artist Pro 19 (Gen2) 4K」もあり、こちらの方が若干安めなのですが、こちらはマルチタッチには対応していません。
 Kamvas Pro 19 は iPad 同様にタッチ操作で画面の拡大縮小・回転や取り消し・やり直しなどができるのが魅力的。

 一応、参考にスペック的なことを書いておきます。
 筆圧感知は16,384レベル。
 色域カバー率(公式サイトだと「色域ボリューム」という表現になっています)は、sRGB 99%、Adobe RGB 96%、DCI-P3 98% となかなかのものです。なお、初期状態ではsRGBモードになっています。
 上面には電源ボタンとタッチの有効/無効の切り替えボタンがあり、背面にはVESAマウントと内蔵スタンドがあります。USB-C等の入力端子は右側です。
 ディスプレイはアンチグレアでフルラミネーションとなっています。カラーキャリブレーションレポートが添付されているので、表示も調整されて出荷されているようです。

 付属品は豊富です。
 ペンが標準ペンとスリムペンの二種類、ペンスタンドを兼ねたペンケース、標準ペン先とフェルトペン先が5本ずつ、ケーブルが3種類(3-In-2、ディスプレイ接続用のUSB-Cケーブル、電源用のUSB-Cケーブル)、PD電源アダプター、手袋(タッチ誤動作防止用)、クリーニングクロス、左手デバイスの Keydial miniといった具合です。左手デバイスみたいにそれなりの価格がするものが付属してくるのが吃驚です。TourBox があるので使わないけれど。

 まだ、それほど使えていないですが、書き味については、普段は iPad メインとの自分としては特段不満はない、というよりずっと描きやすいです。
 ペンとディスプレイが触れているときの摩擦感が程良く、筆圧感知の精度といいますか、最小から最大までの筆圧の出方が自然なのがいいですね。
 18.4インチサイズで4Kなので、ドット感がなく表示がとても綺麗なのもいいですね。

 最後に自分が引っ掛かった設定のポイントを幾つか記載しておきます。Windows 11 前提です。
 まず、デュアルディスプレイで使う場合(メインディスプレイが別にあって液タブをセカンドディスプレイとして使う場合)の設定のポイントをいくつか記載しておきます。
 液タブ側がセカンドディスプレイになっている場合、初期状態だとタブレットの領域がメインディスプレイ側になっているので、Huion Tablet の設定ソフトウェアから「ペンディスプレイ」の「作業領域」で液タブ側の画面を選択する必要があります。
 同様にマルチタッチも初期設定だとメインディスプレイ側が反応するのですが、これについてはOS側で設定する必要があります。
 コントロールパネルを開いてから「ハードウェアとサウンド」→「タブレットPC設定」→「構成」→「セットアップ」→「タッチ入力」と進んで画面の指示通りにタッチ操作をするモニタを選びます。

 なお、標準の設定のままだと、Clip Studio Paint の三本指タッチが機能しませんので、OS側の「3本指と4本指のタッチジェスチャ」をオフにする必要があります。
 Windows の「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「タッチ」と進んで、「3本指と4本指のタッチジェスチャ」をオフにします。

 おまけとして、左側に接続コードを持ってきたい場合の設定についても書いておきます。
 Kamvas Pro 19 は USB-C 等入力端子が右側にあるのですが、私の場合、PC の置き場所の都合で、左側に出したいので、上下ひっくり返して使っています。
 まず、Windows の「設定」から「システム」→「ディスプレイ」を開いて、液タブ側のディスプレイを選択し、「画面の向き」を「横(反対向き)」を選択します。
 次に、Huion Tablet の設定ソフトウェアから「ペンディスプレイ」の「回転設定」を「180°」を選択します。
 上下ひっくり返して使う場合の難点としては、全面のロゴがひっくり返るのと、背面の内蔵スタンドが使えないところでしょうか。

2024年11月30日土曜日

iPad Pro M4 13inch と DaVinci Resolve for iPad で HDR動画を編集してみる

 iPad Pro M4 13inch と DaVinci Resolve で HDR動画を編集してみました。
 やっぱり HDR は臨場感が SDR よりあっていいですよね。

 自分の持っているPC用のディスプレイは HDR に対応していないので、HDR動画を作ろうと思うと iPad 頼みになります。
 できれば、PC用にHDRディスプレイが欲しいのですが、買うことよりも古いディスプレイを捨てるのが面倒でためらっています。普通に粗大ゴミに出せればいいのですけどね。

 素材は Sony の α6700VILTROX 27mm F1.2 EVILTROX 75mm F1.2 Eを使用し、S-Log3 で撮影したものです。
 短い動画ですし、iPad でも Speed Editor が使えるのでカット編集ぐらいならサクサクです。
 プラグインとかもそのまま使えるものも多いですし(使えないものもある)、iPad版の DaVinci Resolve もかなり有用と思います。
 iPad Pro ってディスプレイ表示が綺麗なので、使っていて気持ちいいですしね。

2024年11月28日木曜日

刃の黒幕 12000番を導入

American Shorthair
α6700 & SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art

 刃の黒幕 12000番を購入しました。

 5000番でもちゃんと切れますし、不満はまったくなかったのですが、以前の記事(「包丁を研いでQOLを上げよう!)」)でも書いたとおり、包丁研ぎは、かける手間の割に恩恵が大きいことがわかったので、さらに追求してみようかと。
 
 実際に試してみると、5000番で終わらせるのに比べ、最初の刃の入りが違う感じ。刃が食材に接触したところからすっと滑らかに入るように感じます。定量的に比較したわけではありませんが、確実に差がある感じです。

 ところで。
 最近は、研ぐときの砥石と包丁の角度のガイドとしてSHARPAL 194H HOLDBUBBLEを使っています。
 当初は清水製作所の「包丁研ぎ 角度 固定ホルダー スーパートゲール 」を使っていたのですが、これだと角度が固定になってしまうので、改めて買い直しました。
 こちらは自力で角度を固定をする必要がありますが、15°~45°まで使えるガイドとなるので両刃包丁以外でも使えますし(両刃包丁しか持ってないけど)、自力でぶらさず固定する練習にもなります。

2024年11月16日土曜日

[4K] American Shorthair with A6700 vol.6

 Sony の α6700VILTROX 27mm F1.2 EVILTROX 75mm F1.2 ESigma 70mm F2.8 DG MACRO Artなどで撮影し DaVinci Resolve で編集。

 カラー編集の学習中ですが、まだまだ時間がかかります。

 最後は、タイムライン全体で Film Look Creator を使っています。

2024年11月9日土曜日

[4K] American Shorthair with A6700 vol.5

 Sony の α6700VILTROX 27mm F1.2 EVILTROX 75mm F1.2 ESigma 70mm F2.8 DG MACRO Artなどで撮影。

 今回は、彩度高め、コントラスト強めに色調整してみました。これはこれでありな気がする。

2024年10月27日日曜日

[4K] American Shorthair with A6700 vol.4

 Sony のα6700VILTROX 27mm F1.2 EVILTROX 75mm F1.2 ESigma 70mm F2.8 DG MACRO Artなどで撮影。
 今回も DaVinci Resolve 19 で Film Look Creator を使っています。全体のトーンを合わせるにはとても便利。

 Sigma 70mm F2.8 DG MACRO Art はインナーフォーカスではないし、AF速度も速いとは言えないけれど、その分、画質に関しては実に素晴らしいです。ネコの瞳を撮ると、実に美しく映ります。

2024年10月20日日曜日

[4K] American Shorthair with A6700 vol.3

 Sony のα6700VILTROX 27mm F1.2 EVILTROX 75mm F1.2 Eなどで撮影。75mmの方はAmazon でプライム感謝祭セールやってますね(15%引き)。フルフレーム機ほどボケない・暗所に強くないAPS-Cの機種にとって、特に室内撮影のときには大口径レンズはとてもありがたい存在です。

 今回は、編集時に DaVinci Resolve 19 の新機能の Film Look Creator を使ってみました。クリップ単位で色を調整したあとに、タイムライン全体に Film Look Creator を適用しています。
 この Resolve FX はパラメーターがとても多くて、まだまだ手探り状態です。

2024年10月14日月曜日

[4K] American Shorthair with A6700 & VILTROX 27mm F1.2 E vol.2

 VILTROX 27mm F1.2 E を愛用中。APS-C向けのレンズこそ大口径が必要なのです。

2024年10月6日日曜日

[4K] American Shorthair with A6700 & VILTROX 27mm F1.2 E vol.1


 VILTROX 27mm F1.2 E は室内でのネコの撮影にぴったりなレンズです。

2024年7月13日土曜日

Logicoolのキーボード「MX Keys Mini」を購入

American Shorthair
α6700 & VILTROX 27mm F1.2 E

 今更ながら LogicoolのMX Keys Mini を購入しました。

 主に iPad で使用する予定です。
 iPad用には軽量の持ち運びやすいものを使っていたのですが、iPadの使用率が高まり食卓とかでiPad を使って文字入力することが増えてきまして。
 もう少ししっかりしたキーボードがあるといいな、でも流石に分厚いメカニカルキーボードは邪魔だな、パームレストも必要になるし、ということで小型・薄型でも打鍵感のしっかりしたものを探して選んだものです。

 実際使ってみると、見た目は薄くて華奢ですが意外と重いです。作りがしっかりしていて、筐体の剛性が高い印象。本体が薄いので、パームレストが必要ないのもよし。
 パンタグラフ方式のキーボードですが、かちゃかちゃとした感じはなくて、しっかりとした打ち心地。打鍵感だけなら、メインキーボードとしても十分使えそう。打鍵音も静かな方だと思います。

 キー配列もあまり変わったところはなくて(カーソルキーは小さいですが)、キーピッチもしっかり取ってあるので、最初から違和感なく使えます。ただ、Home、End、PageUp、PageDownがないのが残念なところ。iPadでの入力作業ではさほど使わないので私の用途では問題ないですが、PCで使う場合はテキストエディタとかExcelとかでそれなりに使用するので、Fnキーとの併用でもいいので用意しておいて欲しかったですね。

 地味に良いのが、cmdとかoptとかMac用のキーについてもキーに表示されているところ。普段はWindows利用者なので、iPadで使うとどれがどのキーだったか忘れちゃうんですよね。

 なお、ファンクションキーに音声入力とか絵文字入力とかスクリーンショットとかの各種機能が割り当てられているのですが、iPadでもちゃんと使えました。地味に嬉しいです。

2024年6月1日土曜日

VILTROXの単焦点レンズ AF 27mm F1.2 E の感想など

American Shorthair
α6700 & VILTROX 27mm F1.2 E

 VILTROXのAPS-C用の 単焦点レンズ AF 27mm F1.2 Eを購入しましたので感想など書いていきます。

 VILTROXのレンズは AF 75mm F1.2 Eに続き2本目になります。
 換算40mmという使いやすい焦点距離だったことに加え、このレンズの出来が良かったことも購入を決めた理由となっています。

 操作系は絞りリング、MFリング、AF/MFスイッチ、フォーカスホールドボタンとついています。絞りリングはクリック感のあるなしを切り替えられるようになっており、動画撮影にも対応しています。防塵防滴。本体の作りはとても良いです。
 付属のフードが装着が少し緩めで、すぐにずれるのが弱点かな。

 レンズ補正のプロファイルは内蔵されているようで、Lightroom Classicでの現像では歪曲や周辺光量の補正は簡単です。ついでに書いておくとマウント部分にUSB-Cの接続口がありまして、ファームウェアアップデートができるようになっているようです。

 撮影倍率は0.15倍とそれほど高くはないですが、75mm(0.1倍)よりは少し高いです。絞り羽は11枚。

 AF速度は純正に比べると少し遅めな気がしますが、実用上は特段の支障はないかと思います。動画撮影でもちゃんと追随していました。

 写りは開放からしっかり解像しているかと思います。ボケ味は少し硬めな気もしますが、F1.2だけあってよくボケます。コストパフォーマンス良好なレンズかと。

並木道
α6700 & VILTROX 27mm F1.2 E

Flowers
α6700 & VILTROX 27mm F1.2 E

窓際
α6700 & VILTROX 27mm F1.2 E

フレンチトースト
α6700 & VILTROX 27mm F1.2 E

モミジ
α6700 & VILTROX 27mm F1.2 E

2024年1月28日日曜日

ネコの瞳は美しい

 ネコの瞳の構造がどうなっているのかよくわかりませんが、どうしてこんなに美しいのか。

2024年1月21日日曜日

α6700 4K 120FPS撮影 スローモーション 

 α6700の良いところとして、4K 120Pでの撮影が可能なところがあります(画角はクロップされますが)。

 上の動画は、S&Qモードの120FPS撮影したものを24FPSで再生してるので、5倍スローになります。
 120FPS撮影なので当然シャッタースピードは速いですが、24FPSでの再生でも違和感なく滑らかに再生されているように感じます。スローモーションだからそう感じるのですかね?
 
 FHDだと240Pで撮影可能とのことなので、そのうち試してみたいですね。

2024年1月1日月曜日

大晦日のネコ

 α6700でのアクティブモード手振れ補正を少し試しましたが、散歩しながら撮るにはやっぱりジンバルが必要なので、Osmo Pocket 3 が便利です。文字通り上着のポケットに入れて持ち運べるサイズなので、どこにでも持ち運んでいけます。

 一方、自宅で撮るにはジンバルがなくてもそれほど問題ないですし、レンズを持ち運ぶ必要もないので、ネコ撮影にはα6700が活躍中。色々とレンズを取り替えながら楽しんでいます。

 撮影は基本的にα6700、4K / 60FPSです。ファイルサイズが大きいのが難点ですが、せっかくなので綺麗に撮りたいですからね。
 悩むのが、S-Cinetoneで撮るか、S-Log3で撮るかというところ。モードダイヤルの1と2に割り当てて、光の状況をみながら使い分けているのですが、どっちかに統一しておいたほうが編集のとき楽なんですよね。

2023年12月23日土曜日

ルピシア 2024年冬の福袋

American Shorthair
α6500 & SIGMA 56mm F1.4 DC DN

 ルピシアの2024年冬の福袋が届きましたので個人的な備忘録を兼ねて内容をご紹介。

 今回購入したのは松(10,800円)と竹②(紅茶ノンフレーバード 5,400円)。基本的に毎朝、何がしかのお茶を飲んでいるので、3回に1回ぐらいは2つ買わないと足りなくなります。
 それぞれ価格の2倍相当のお茶が入っているそうです。おまけはどちらもオリジナル蓋碗を選びました。

 松の内容は紅茶が7袋、烏龍茶が2袋、緑茶が3袋、フレーバードティーが1袋の計13袋。夏の福袋より1袋減りましたが、高級茶の割合が高まったか、それとも各商品が値上がりした、単に福袋なので人によって違うのか。

  1. Jungpana FTGFOP1 2023-DJ11(ダージリン春摘み 紅茶)
  2. Tindharia FTGFOP1 2023-EX1(ダージリン春摘み 紅茶)
  3. Badamtam FTGFOP1 2023-DJ75(ダージリン夏摘み 紅茶)
  4. Balasun FTGFOP1 2023-DJ124(ダージリン夏摘み 紅茶)
  5. Kairbetta Winter Frost 2023(ニルギリ 紅茶)
  6. Court Lodge Pekoe(セイロン・ヌワラエリヤ 紅茶)
  7. Mahagastotte BOP Quality 2023(セイロン・ヌワラエリヤ 紅茶)
  8. 凍頂烏龍 蜜香 春摘み(台湾 烏龍茶)
  9. 台湾烏龍茶 春摘み(台湾 烏龍茶)
  10. 大隅新茶 さえみどり「春景色」2023(鹿児島 煎茶)
  11. 宇治新茶 やぶきた 2023(京都 煎茶)
  12. 奈良月ヶ瀬新茶 2023(奈良 煎茶)
  13. 白桃烏龍 極品(台湾烏龍茶に白桃の香り)

 竹②(紅茶ノンフレーバード)の内容は単一農園ものが7袋、ブレンドが4袋の計11袋。さすがにダージリンは少ないですが、いい感じの品揃えではないでしょうか。

  1. Millikthong First Flush 2023(ダージリン春摘み 紅茶)
  2. Sungma FTGFOP1 2023-DJ99(ダージリン夏摘み 紅茶)
  3. Diksam TGFBOP(アッサム 紅茶)
  4. Parkside BOP 2023(ニルギリ 紅茶)
  5. Havukal Quality 2023(ニルギリ 紅茶)
  6. Somerset BOP Quality 2023(セイロン・ディンブーラ 紅茶)
  7. Uva Highlands BOP(セイロン・ウバ 紅茶)
  8. Union Jack(ブレンド 紅茶)
  9. Afternoon Tea(ブレンド 紅茶)
  10. Assam Calcutta Auction(ブレンド 紅茶)
  11. La Belle Epoque(ブレンド 紅茶)

2023年7月23日日曜日

Blenderをペンタブレット(Huion Inspiroy Dail 2)で使う

American Shorthair
α6500 & SIGMA 30mm F1.4 DC DN

 Blenderなどで使用するため、Huionのペンタブレット「Inspiroy Dail 2」を購入しました。

 いわゆる板タブというやつです。この製品はBluetooth(5.0)でも有線(USB-C)でも使えるタイプで、コードが邪魔なので私はBluetoothで使っています。

 このペンタブレットの特徴として、左側にボタン6つのほかにダイヤルが上下に2つついていることが挙げられます。マウスのホイール操作のようなことをこのダイヤルでできるようになってるわけですね。

 Blenderはマウスホイールをそれなりに使うソフトウェアでして(Blender以外のソフトウェアでもよく使いますが)、ビューポートのドリーのほか、プロポーショナル変形の影響範囲の設定やループカット・ベベルでの分割数の調整などをマウスホイールの回転で簡単に調整できるようになっています。
 こうした調整は普通のタブレットだといちいちマウスに持ち替える必要がありますが、ペンタブレット自体にダイヤルがついていると左手でくりくり回してやるだけなので少し便利なのです。ホイールのついた左手デバイスがあれば、それで済むことではありますが。

 なお、Blenderではダイヤルが1つあれば十分ですが、2つあるとお絵描き系のソフトではさらに便利です。ペンサイズの変更と画面の拡大縮小はお絵描きのときによく使う2大機能なのでそれぞれに割り当てられます。なお、[Inspiroy Dail 2はダイヤルクリックで機能を切り替えらますが、まぁ、ダイヤルが2つあると切り替えることはないかな。

 ドライバーの方もソフトウェアごとにダイヤルやボタンの割り当ては切り替えられますし、必要な機能は揃っているかと思います。
 ちなみにペン先はフェルタイプがおすすめ。程よい摩擦で、特にお描きソフトウェアを使うときにいい感じです。

 このInspiroy Dail 2は普通のペンタブレットとしてもよくできていますし、価格もお手頃なのでおすすめですが、もっと多機能なものもありますしBluetooth接続にこだわらなければ安価なものもいろいろあるので(ホイールがついているのもあります)、探してみてください。ワコム一択だった時代と比べると良い時代になりました。
 例えば、同じHuionで左手デバイスとペンタブレットが合体した「Inspiroy Keydial KD200」なんていうのもあります。ペンタブレットの左側に左手担当相当のキーボードとダイヤルが搭載された機種で、一瞬これにしようか迷いましたがすでに左手デバイス(Razer Tartarus Pro)を持っているのでやめました。

 なお、Blenderに限らず3D系のソフトウェアは3ボタンマウスを前提にしているものがほとんどなので、ペンのボタンは2つあるものを選んだ方がいいです。ペンのボタンにマウスの中クリックと右クリックに割り当てると操作がスムーズになります。

 ところで。
 そもそもなぜBlenderをマウスではなくてペンタブレットで使うのか、ということなのですが、メリットをざっくり箇条書きにしますと、

  • そもそもスカルプトはマウスでは無理
  • 頂点等の選択や移動がマウスより速く正確
  • クリックよりペンタップの方が指(腱)の負担が少ない

なんてところがあるでしょうか。特にマウスの中ボタン(ホイール)のクリックは重めなので、結構腱に負担がくるのですよね。

 もちろん、それなりにサイズがあるのでで使わないときは邪魔、というデメリットもありますが、まぁ、それは諦めて置き場所を確保しましょう、ということで。

2023年1月25日水曜日

DaVinci Resolve for iPadを有料版にしてみた

American Shorthair

α6500 & SIGMA 56mm F1.4 DC DN


 昨年12月に動画編集ソフト「DaVinci Resolve」のiPadアプリ版が配信開始となりました。PC版同様に基本無料で高度な機能を使う場合は有料となります。
 無料版でも十分な機能を持っているので、LumaFusion等既存のiPad用の動画編集アプリにとってはかなり脅威なのではないかと思いつつも、その機能を十全に使うのはM1以上の機種でないといけないので(例えばM1以上の機種でないと4K動画の編集はできない)、しばらくは大丈夫かもしれません。

 自分は今までほとんど動画編集はしたことはなかったのですが(一応LumaFusionはセールのときに購入してはいる)、撮り溜めてていたネコ動画を家族に提供するため、使ってみることにしました。

 iPad用のマニュアルは見つからなかったため、PC版の各種チュートリアル等を検索しながら試行錯誤で学習しているところですが、LumaFusionに較べるとかなり高機能な印象。エフェクトとかタイトルとかも充実していて手軽に使えるので、買い切り15,000円とiPadアプリとしてはかなり高価ですが課金することにしました。

 まだ、ほぼカット編集・トランジションとタイトル等の文字入れぐらいしかやっておらず、エフェクトとかカラー編集はどんなことができるのか弄りながらの手探り状態ですが、とても楽しいアプリですね。

 私の場合、家庭内でしか観ない動画だし家族揃ってiPhoneなので、せっかくだからHDRで観られるようにと、iPhoneの標準カメラを4k HDRの設定で、あるいはfilmic pro(最近サブスクリプションになっちゃたのが残念ですね。自分はLegacy版を使っています)の10bit HLGで撮影し、同じく4k HLGで出力しています。
 この動画をDaVinci Resolveで編集する際は、Project Settings → Color Management で 「Timeline color space」と「Output color space」を「Rec.2100 HLG」にしておけば、iPhone標準カメラで撮影したHDR動画も含めてHLGで読み書きできます。iPhoneの標準カメラのHDRはDolby Visionとなっていたので最初「Rec.2100 ST2084」で読み込んでみたららおかしな色になりまして。検索してみたらiPhone標準カメラのHDRのガンマはHLGなのですね。Dolby VIsionのガンマはPQだと思いこんでいたのですが、HLGでもOKなのだろうか?

 おまけ。
 iPad版は通常カットページとカラーページしか使えませんが、ショートカットキーを割り当てると、PC版にあるメディア、エディット、Fusion、Fairlight、デリバーの各ページにもアクセスできるようになります(機能が揃っているかは別として)。
 Windows用のキーボードならWinキー+Altキー+Kでショートカットキーの編集画面が出るので、Workspace→Show Pageで必要なページに使っていないキーを割り当てます。私はエディットとデリバーを出せるようにしています。特にデリバーはExportボタンで表示されるQuick Exportのプリセット以外の設定で出力する場合は必須なので(Quick Exportでは書き出し設定変更できないですよね?)、なぜ標準で表示されてないのか個人的にはとても謎です。

2022年12月11日日曜日

iPadにおける手書きノートアプリの存在意義について

American Shorthair

α6500 & SIGMA 56mm F1.4 DC DN


 iPad用の手書きノートアプリとして「GoodNote 5」と「Notability」(サブスクリプション化する前に購入)を持っています。
 初めてiPadとApple Pencilを持つと手書きが楽しそうでノートアプリが欲しくなっちゃうんですよね。今どきのノートアプリは手書き文字のOCR等もできるし、画像も貼れてトリミングもできるし、優秀なアプリが多いです。

 しかしながら、最初の楽しさが過ぎると、手書きノートアプリって実際には使うことがほぼなくなりました。簡単に言うと、機能が中途半端なんですよ。
 もう少し詳しく具体的に書くならば、

  1. ノートをとる用途として使うのなら、Markdownエディタ(「Obsidian」等)でキーボードを使って打ち込んだ方が入力速度が圧倒的に速いし、テキストの再利用もしやすい。キーボードを使えない状況でも、日本語でノートをとるならソフトキーボードを使ったり、手書き入力でも「mazec」を使って複雑な漢字をひらがなから変換しながら入力をした方がずっと速い。英語等アルファベットだけの言語なら手書きでも十分速いのかもしれまんが。
  2. 図を多用したり写真を貼り込んだりした綺麗なノートを作る用途なら「Affinity Designer」等のデザイン系アプリを使った方が機能が豊富で簡単。
  3. PDFの閲覧や書き込みならPDF用のアプリ(「MarginNote 3」、「LiquidText」、「PDF Expert」等)を使った方が便利。
  4. 手書きの気持ちよさを味わいたい、手書きでの開放的な脳の使い方をしたい、というなら「Procreate」、「Adobe Fresco」、「Affinity Designer」等のアプリの方が気持ち良い。Procreateの描き心地は最高。

というわけです。

 あえて言うなら、どうしても一つのアプリだけで色々な用途を済ませたいときはいいのかもしれませんね。

2022年11月20日日曜日

補色に関して知っておきたいこと

American Shorthair

α6500 & SIGMA 56mm F1.4 DC DN


 補色について、ときどき誤解している、あるいは説明不足な解説を読むときがあるので、書いておきます。

 一般的に、色相環で正反対に位置する関係の色を補色といいます。
 コントラストが強くなりお互いの色を引き立てる効果があります。

 ここまではよく知られている話ですが、だからといってPhotoshop等のペイントソフトののカラーホイールで反対側の色を選べばいいかと必ずしもそういうわけではありません。
 いわゆるペイントソフトのカラーホイールは光の3原色に基づいたもので、R(Red)G(Green)B(Blue)の補色はCそれぞれ(Cyan)M(Magenta)Y(Yellow)となります。反対の色を混ぜると無彩色になる、というものですね。これを物理補色といいます。

 ただ、これは人間の感じる補色とちょっと違っていて、人間の感じる補色は180°反対から少しずれたところにあります。人間の場合、赤の補色はシアンではなく緑に感じるわけです。これを心理補色といい、こうした人間の感じる色を体系化したものの例としてマンセル表色系があります(他にもある)。

 Photoshopの場合はLabのカラーピッカーを使うと人間の知覚に近い補色を得られます。Labのaは赤-緑、bは青-黃の軸に対応していて、aとbのそれぞれの数値の正負を逆転させると補色になるわけです。