2009年11月10日火曜日

かくれんぼの思い出

高台
高台 posted by (C)nonkuri SIGMA DP2


 子供とかくれんぼをしていて、自分が子供の頃のことを思い出した。

 自分が一番先に見つかりたくはない。
 かといって、最後になって、もう見つけるのを諦められたかもしれない、と考えながら、隠れ場所でじっとしているのもつらい。

 そんな葛藤を抱えながら、ほど良い隠れ場所を探す。
 理想的なのは、鬼が近くまで来るのだが、気付かずに通りすぎてしまうこと。最初から、来ないのでは面白くない。
 しかし、これだという場所に隠れても、なかなか思った通りにはいかない。
 息を潜めてじっと待つ。
 
 いつまで待っても鬼は来ない。見つからないように、という祈りが、だんだんと早く見つけて欲しいという願いに変わる。そして、無事見つけてもらったときのあの安堵感。

 楽しさと不安に満ちた毎日だったのだなぁ。

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