高台 posted by
(C)nonkuri SIGMA DP2
子供とかくれんぼをしていて、自分が子供の頃のことを思い出した。
自分が一番先に見つかりたくはない。
かといって、最後になって、もう見つけるのを諦められたかもしれない、と考えながら、隠れ場所でじっとしているのもつらい。
そんな葛藤を抱えながら、ほど良い隠れ場所を探す。
理想的なのは、鬼が近くまで来るのだが、気付かずに通りすぎてしまうこと。最初から、来ないのでは面白くない。
しかし、これだという場所に隠れても、なかなか思った通りにはいかない。
息を潜めてじっと待つ。
いつまで待っても鬼は来ない。見つからないように、という祈りが、だんだんと早く見つけて欲しいという願いに変わる。そして、無事見つけてもらったときのあの安堵感。
楽しさと不安に満ちた毎日だったのだなぁ。
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