2009年11月15日日曜日

『黒猫/モルグ街の殺人 』 エドガー・アラン・ポー

見守る
見守る posted by (C)nonkuri SIGMA DP2


 ポーの作品を読むのは、『モルグ街の殺人』を小学生のときに読んで以来。
 一種の恐怖小説を書くことは知ってはいたが、推理小説の元祖というイメージが染みついていた。
 改めて読んでみると、追い詰められ、たがが外れた人間の心情を綿密に描いており、それがポーの良さなのように思う。
 少々古臭い気もするが、それはたぶん、ポー以降に書かれた多くの小説を読んでいるからで、その嚆矢としてのポーの価値は薄れるものではない。


黒猫/モルグ街の殺人

0 件のコメント: