噂されていたニコンのミラーレス機が正式に発表になりました。
2機種あって、「Nikon 1 V1」はEVF搭載の高級機、「Nikon 1 J1」は普及機。
新しく開発した「Nikon 1マウント」と、「CXフォーマット」という13.2×8.8mmサイズのCMOSセンサーを採用しています。
CXフォーマットはフォーサーズ規格よりさらに小さいセンサー規格になり、撮影画角で換算すると焦点距離は35mm判に対し約2.7倍になります。
最大の特徴は、CMOSセンサーに位相差オートフォーカス用のセンサーを組み込んでいること。なので、ミラーレス機にも関わらず一眼レフと同様の高速なオートフォーカスが使えます(しかも位相差AF利用時のAF測距点は73点もあります)。もっとも暗いところでは位相差センサーが使えず、コントラストAFのみになるようですが。
なお、オートフォーカス用のセンサーが組み込まれた部分の画素は、周囲の画素から補完しているようです。
やっぱり気になるのは、センサーのサイズが小さいこと。全体サイズとのバランスや既存の一眼レフ機との差別化を考えてのことでしょうが、ちょっと小さすぎる。
高感度ノイズや前ボケ・背景ボケのことを考えると、あまり食指が湧きません。
こんな中途半端なものを作るよりは、むしろ、いきなりフルサイズのミラーレス高級機を作ってくれたほうがニコンらしい(?)ような気がするのですが。
さて。一眼レフデジタルカメラのもう一方の雄、キヤノンはどんな対応をするでしょうか?
Nikon1 V1 薄型レンズキット ブラック
Nikon1 J1 標準ズームレンズキット ブラック
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