2023年1月25日水曜日

DaVinci Resolve for iPadを有料版にしてみた

American Shorthair

α6500 & SIGMA 56mm F1.4 DC DN


 昨年12月に動画編集ソフト「DaVinci Resolve」のiPadアプリ版が配信開始となりました。PC版同様に基本無料で高度な機能を使う場合は有料となります。
 無料版でも十分な機能を持っているので、LumaFusion等既存のiPad用の動画編集アプリにとってはかなり脅威なのではないかと思いつつも、その機能を十全に使うのはM1以上の機種でないといけないので(例えばM1以上の機種でないと4K動画の編集はできない)、しばらくは大丈夫かもしれません。

 自分は今までほとんど動画編集はしたことはなかったのですが(一応LumaFusionはセールのときに購入してはいる)、撮り溜めてていたネコ動画を家族に提供するため、使ってみることにしました。

 iPad用のマニュアルは見つからなかったため、PC版の各種チュートリアル等を検索しながら試行錯誤で学習しているところですが、LumaFusionに較べるとかなり高機能な印象。エフェクトとかタイトルとかも充実していて手軽に使えるので、買い切り15,000円とiPadアプリとしてはかなり高価ですが課金することにしました。

 まだ、ほぼカット編集・トランジションとタイトル等の文字入れぐらいしかやっておらず、エフェクトとかカラー編集はどんなことができるのか弄りながらの手探り状態ですが、とても楽しいアプリですね。

 私の場合、家庭内でしか観ない動画だし家族揃ってiPhoneなので、せっかくだからHDRで観られるようにと、iPhoneの標準カメラを4k HDRの設定で、あるいはfilmic pro(最近サブスクリプションになっちゃたのが残念ですね。自分はLegacy版を使っています)の10bit HLGで撮影し、同じく4k HLGで出力しています。
 この動画をDaVinci Resolveで編集する際は、Project Settings → Color Management で 「Timeline color space」と「Output color space」を「Rec.2100 HLG」にしておけば、iPhone標準カメラで撮影したHDR動画も含めてHLGで読み書きできます。iPhoneの標準カメラのHDRはDolby Visionとなっていたので最初「Rec.2100 ST2084」で読み込んでみたららおかしな色になりまして。検索してみたらiPhone標準カメラのHDRのガンマはHLGなのですね。Dolby VIsionのガンマはPQだと思いこんでいたのですが、HLGでもOKなのだろうか?

 おまけ。
 iPad版は通常カットページとカラーページしか使えませんが、ショートカットキーを割り当てると、PC版にあるメディア、エディット、Fusion、Fairlight、デリバーの各ページにもアクセスできるようになります(機能が揃っているかは別として)。
 Windows用のキーボードならWinキー+Altキー+Kでショートカットキーの編集画面が出るので、Workspace→Show Pageで必要なページに使っていないキーを割り当てます。私はエディットとデリバーを出せるようにしています。特にデリバーはExportボタンで表示されるQuick Exportのプリセット以外の設定で出力する場合は必須なので(Quick Exportでは書き出し設定変更できないですよね?)、なぜ標準で表示されてないのか個人的にはとても謎です。

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