2024年7月14日日曜日

Blender と DaVinci Resolve で HDRアニメーションを作成してみた

※HDRに対応したディスプレイで観てください。

 BlenderはOpenEXR形式で出力することができます。
 OpenEXR形式というのは、高ダイナミックレンジ(HDR)のイメージ ファイル形式です。ちなみに、Industrial Light & Magic 社が開発したらしい。

 先日ののアニメーションを作成したとき( ColosoのBlender講座『Blenderシェーダーとノードの活用法』を受講してみた)、この形式を利用すればHDRのアニメーションにできるのではないかと思って、レンダリングをOpenEXR形式で出力しておきました。

 具体的には、Outputプロパティで File Format を OpenEXR、Codec を DWAB、Color Mangement を Overwride にして Color Space を Rec.2020 にしてレンダリングしています。
 Codec の DWAB は 不可逆圧縮ですが、可逆圧縮だとファイルサイズが大きくなりすぎるのでこれを選択しました。個人的には画質面でもこれで特段不満はないです。

 あとは出力された連番ファイルを DaVinci Resolve で読み込んで、動画ファイルに編集すればよいのですが、私のPCモニタはHDRに対応していないので、iPad Pro の DaVincir Resolve を使っています。

 DaVincir Resolve でのカラーマネジメントの設定は次のようにしてみました(これが正しいのか確信は持てないのですが)。
 カラーサイエンスを DaVinci YRGB Color Managed 、カラー処理モードをカスタムにして、入力側のカラースペースをRec.2020 Gamma2.4 に設定。
 また、タイムラインはカラースペースは DaVinci WG / Intermediate に、出力側はカラースペースをRec.2100 HLGにしています。

 あとはレンダリングしたOpenEXRの連番ファイルを読み込み、カラーページで彩度と輝度を簡単に調整。
 出力は、MP4、H.265です。

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