昨年末のこと。
年末セールで「DxO Filmpack 5」を購入したところですが、少々迷った末に「DxO Optics Pro 10 エリート版」も購入してしまいました。ほぼ半額というのは素晴らしい。
FilmepackだけでもRawデータを読み込んで現像できるのですが、それでもOpticsを購入したのは、Filmpackと併用するとFilmpackがOpticsに内包されたような形になり、きめ細かい調整が可能になるからです。かゆいところに手が届く感じですね。
なんといいますか、軒下を借りたら母屋まで借りたくなったような結果ですが、満足しているので良しとします。
DxO Optics Pro は、Lightroomと比べて自動補正が積極的に働きます。チュートリアルを読んだ限りでは、元来そういう設計思想で作られているようですね。
特に露出関係は初期設定のままだとかなり異なりますので、最初のうちは気になるかも。慣れればこれはこれで使いやすいのですけどね。
以下、「DxO Optics Pro 10」の良い所をいくつか上げておきます。
○Lightroom用のプラグインが秀逸
LightroomからRawファイルを「DxO Optics Pro」側に送ることができるプラグインが付属しています。ファイル管理はLightroomに統一して外部Raw現像エンジンのように使うことができるわけですね。もちろんLightroomの現像エンジンも優れたものですが、Filmpackのような機能はないですし、好みの色を求めるには選択肢が多い方がいいですね。
また、DxO Optics側からも補正後のデータをDNG形式でファイルを送ることができます。部分的な補正はLightroomの方が強力なので、相互にやりとりできるのはありがたいです。
○レンズ補正機能が強力
撮影に使用したカメラとレンズにあわせた補正機能が強力です。
画像を読み込むとExifデータを参照して自動的に必要な光学モジュール(Lightroomでいうところのプロファイル)を読み込むウィンドウが開きます(インターネット接続が必要)。
Lightroomと異なり、カメラとレンズの組み合わせ毎にモジュールがあるようですね。
Lightroomよりレンズの光学補正のプロファイルが豊富にあります。SIGMAやタムロンなどのサードパーティ製レンズのプロファイルも意外と揃っているのはありがたい限りです。
補正項目は4つ。「ヴィネット」、「ディストーション」、「色収差」、そして「レンズブラー」。
「レンズブラー」が特徴的な機能で、中心から画像周辺部に向かって発生する甘さ(レンズブラー)を補正し、全体のシャープさを上げる機能のようです(通常のレンズは画像の中心がシャープで周辺部に向かうに従って甘くなる)。
この機能は他の現像ソフトで見たことはないですね。
○Filmpackとの併用が素晴らしい
繰り返しになりますが、OpticsをFilmpackと併用するとFilmpackがOpticsに内包され、きめ細かい調整が可能になります。Filmpackを愛用している私としてはありがたい存在です。
もっともOpitcs単体で(Filmpackがなければ)買うかというと微妙なところではあるのですが。
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