2016年3月4日金曜日

SAPIX1ヶ月目を終えて ~家庭学習との戦い~

梅花
Ricoh GR

 一週目はなかなか御機嫌に通っていましたが、二週目からデイリーチェック(小テスト)が始まって少し余裕がなくなりました。
 現在は、四週目に入り学習ペースを掴みはじめてきたところですが、(主に親が)家庭学習に追われる気分が抜けません。

 とにかく、算数に時間がかかります。
 算数を見ると、スパイラル方式、というわけがよくわかります。
 B授業 → デイリーチェック&A授業 → 基礎力定着テスト
という流れで、何回も繰り返していくうちに習熟していくというわけです。

 よくできた流れですが、この方式にもひとつ問題がありまして。
 あるテーマについてB授業できちんと理解できていないと、延々とできないまま同じテーマを繰り返すことになり、そのテーマがどんどん苦痛になっていくということです。
 理解はできているけれど、スピードがついていかない、というのならいいのですけどね。
 遅くともA授業の段階で様子を把握して、必要なら理解の手助けをしてあげる必要があるように思います。
 やり方を暗記して作業として問題を解いているのではなく、肌感覚として理解できているか。
 その辺りの見極めが自分でできないうちは、親が代わりにする必要があるのかな、と。

 例えていえば怪我と痛みの関係のようなもので、痛みがあるから怪我に気付き、治療をするようになる。
 でも、幼いうちは痛がるだけで、自分で治療をしようとは考えません。転んで膝を擦りむいても、ただ痛がって泣くだけです。
 親が消毒して絆創膏を貼ってやる必要があるわけです(そうした治療法で充分かは別として)。
 逆に言えば、理解できているかどうかの自覚があり、理解できないことをきちんと理解できるように自分で学べる子は、きっと伸びが速いのでしょう。

 まぁ、こうしたことは算数にかぎらず、国語も理科も社会も同様なのでしょうけどね。算数は連続して繰り返されるのでわからないと苦痛感が増していくわけですが、その他の教科は苦痛はないけれどわからないまま過ぎ去ることになるわけです。苦痛がある分、あるいは算数の方がマシなのかもしれません。ある程度時間を置くことで、今まで理解できなかったことが理解できるようになるという面もあるのでしょうけど。

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