2010年3月11日木曜日
ペンタックスの中版デジタルカメラ「645D」はローパスフィルターがないらしい
都市の風景 posted by (C)nonkuri SIGMA DP2
しばらく前からティザーサイトで登場が予告されていたペンタックスの中版デジタルカメラ「PENTAX 645D」が正式に発表された。5月中旬発売予定。
素子はコダック製の有効4,000万画素CCDでサイズは44×33mm。なので645といってもフィルム(645フィルムは56×42mm)よりは素子が小さく面積比で約0.62倍。35mmフルサイズ(36mm×24mm)と比較すると約1.7倍となる。感度はISO200~1000(拡張設定時はISO100~1600)。
素子が大型のため、さすがに素子シフト型手振れ補正は搭載できなかったようだが、防塵防滴、素子のゴミ取り機能、2軸の電子水準器搭載など、必要な機能は網羅している。
ユーザーインターフェースはK-7にほぼ準拠。ハイパープログラムなどももちろん搭載。AFは11点でシングルAFのほかにコンティニュアスAFもある。
価格は量販店で80万円台半ばとのことなので(ヨドバシでは税込¥848,000 10%ポイント還元)、安い店では70万円台半ばぐらいになるのかな。キヤノン、ニコンの35mmフルサイズ一眼レフのフラッグシップ機ぐらいの価格でこれが買えるのは凄い。とはいえ、とても手が出せる価格ではないけれど。月産500台の生産体制とのことだが、世の中にはこれをポンと買うことのできる写真好き(カメラ好き?)の方がそんなにいらっしゃるのでしょうか。
注目すべきはローパスフィルターがないところ(後付けもできない)。Foveon素子のような素直な解像が期待できそう。
ところで、ペンタックスでは「画素ピッチが比較的広いことから、モアレは発生しにくい」、「645Dのメインターゲットとなる風景写真はモアレが起きにくい被写体」などのような理由からローパスフィルターを廃止したようだが、偽色は大丈夫なのでしょうかね。
ペンタックス645D ボディ
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