2010年3月12日金曜日
昭和ノスタルジー
都市の風景 posted by (C)nonkuri SIGMA DP2
これが日本特有のことなのかどうかはわからないが、かつての日本の街中には訓示的な看板が多かったように思う。
かの有名な「狭い日本、そんなに急いでどこに行く」という看板(あるいは標語)をはじめ、ちょっと歩くと役に立つとはとても思えない看板に出会えた。あるいは、潜在意識にサブリミナル的に働いているのかもしれないが、個人的にはちっともそんな気はしない。狭かろうが広かろうが、急いでいるときは急いでいるし、急いでいないときは急がない。世の中とはそういうものだと思う。
上の写真は最近になって見かけたそうした看板のひとつ。あまりに昭和の香りが漂うので、ちょっとレトロ風にレタッチしています。
この看板を見て疑問に思うことは2つ。
ひとつめは、これを企画した人々は、泥棒がこの看板を見て立ち入るのをやめると信じていたのか?
ふたつめは、泥棒はここまでだったら自由に入っていいのか? 自分のところさえよければそれでいいのか?
まぁ、たぶん、一度作ったものが撤去するのが面倒でそのまま残っているだけだとは思うのですけどね。ある意味では文化遺産と言えなくもないかもしれない。
それにしても、もし、このまま人々がいなくなって街が遺跡となったら、後世の人々はこういう風習をどう理解するのだろう。
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