2010年3月15日月曜日

記憶

記憶
記憶 posted by (C)nonkuri EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8Lマクロ IS USM


 ときどき、時間とは何か、ということを考える。
 例えば、もし人間に"記憶"という能力がまったくなければ、過去という概念は存在しなかっただろう。同様に、"推測"という能力がなければ、未来という概念も存在しない。つまり、記憶も推測もできなければ時間という概念は成立しないように思う。
 とはいえ、概念が存在しないからといって、時間が存在しないともいいきれない。西暦1900年にはわたしは存在しなかったが、西暦2000年には存在している。たとえ、今後、この世に記憶を持つ存在がいなくなっても、それは変わらないとも思う。
 個人的に感じるのは、時間というのは変化のことではないか、ということだ。ある種の変化の量を計測できるようにしたのが時間という概念。時間が元に戻らないのは、変化が不可逆であるからだ。

 夜、眠れないときにこういうことを考えだすと、ますます眠れなくなるのでやめよう、というお話です。
 

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