2014年9月22日月曜日

Capture One Express (Sony用)が無償配布になったので試しに使ってみた雑感など

始祖鳥
NEX-6 & E 35mm F1.8 OSS SEL35F18


 ソニー専用の Capture One Express 8 が無償提供されましたので(Capture One Express (Sony用))、さっそく試してみましたよ。上の写真も Capture One Express for Sony で現像したものです。

 Capture One は初めて使ったのですが、結論から言うと、かなり気に入りました。
 23ユーロ(約3,200円)でソニー用のPro版にできるので、もう少し使ってみて致命的な問題点がなければアップグレードしようと考えています。

 以下、Lightroom と較べての雑感です。カメラは NEX-6、プロファイルは「Camera Standard」を使用し、それ以外はデフォルトの設定で比較しています。

  • Lightroom と同様にカタログを使う方式だが、カタログへの読み込みは遅い。
  • Captur One はデフォルトでレンズプロファイルとノイズ除去が適用されてるので注意。
  • 特定色域の色調整がやりやすそう(複数しようと思うとプロ版でしかできないが)。
  • 部分調整が使いやすそう(だがプロ版しかできない)。
  • 公式ヘルプが不自然だが、Lightroom や Photoshop を使ったことがあればなんとかなりそう。

 試しに両方で現像してみました。
 Lightroomの方 はプロファイルに Camera Standard を適用した以外はデフォルト、Capture One の方はレンズプロファイルの適用を外して輝度ノイズリダクションを0にしています。

Capture One Expressで現像
Lightroomで現像

 上の画像がCapture One、下の画像が Lightroom です。
 Capture One の方が少しコントラストが強いですかね。
 長所短所ありますが、自分が使う場合、Lightroomで画像管理した上で、現像エンジンの違いによる色の好みで両方を使い分けることになりそうな気がします。


 以下、使用する上で参考となるサイトを挙げておきます。
Capture One 8 ヘルプサイト
 公式ヘルプ。しかし、説明が不親切。おまけにヘルプPDFをダウンロードしようとすると、まだ7までのものしかなかったりする。

写真表現皆伝道場
 現像機能を中心とした解説があります。Capture One 6 世代の説明がほとんどですが、機能的に大きく変わるわけではないので、大丈夫です。
 ちなみに「透明度」は「クラリティ」に訳が変わりましたが、どちらでも解りづらいことには変わりありませんな。おまけにソフトウェア上は変わったけどWEBサイトでは「透明度」のままだったりするのがまたおかしい。なお、「クラリティ」というのは Lightroom における「明瞭度」のようなものです。

ProCameraman.jpプロカメラマンのための総合Webマガジン
 カタログ等の使用方法も含めて幅広い解説。こちらはCapture One 5 世代から続いています。


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