「KORGのUSB-DAC 「DS-DAC-100」を購入しましたので感想など」の続き。
フリーウェアの音楽プレーヤー「foobar2000」はコンポーネントと呼ばれるモジュールを追加することで機能を拡充することができます。
で、いろいろ調べているうちに、PCM音源(CDを含む)をDSDにリアルタイムで変換してDACに流すことができるようなので、試しにやってみました。
最低限必要なコンポーネントは2つですが、CD音源をDSDに変換する際はアップサンプリングした方がよいようなので(「ERI foobar2000八面六臂」)、アップサンプリング用のコンポーネントも入れておきます。
○ASIO support
○Super Audio CD Decoder
○Resampler-V DSP または SoX Resampler
「ASIO support」はWindowsの音声再生ドライバをスルーして直接USBから外部DACに出力するためのASIO出力のコンポーネントです。なお、foobar2000で音楽再生中でも、OS標準の音(Windowsのアラート音等)は通常のルートで出力されるようです。
「Super Audio CD Decoder」はDSDファイルの再生に必要なコンポーネント。上記のダウンロード先から「ASIOProxyInstall-(Ver番号).zip」と「foo_input_sacd-(Ver番号).zip」をダウンロードして順番にインストールしておきます。
「Resampler-V DSP」と「SoX Resampler」はアップサンプリング用のコンポーネントでどちらかお好みのものを。「Resampler-V DSP」は周波数特性、インパルス応答を視覚的に表示できるので私はこちらを入れました。
次に設定です。
Preference画面で「Playback」-「Output」を開き、「Device」で「DSD:ASIO:foo_dsd_asio」を選択。
次にPreference画面で「Playback」-「Output」-「ASIO」を開くと「ASIO drivers」の箇所に「foo_dsd_asio」があるのでダブルクリックすると設定画面が開きます。「ASIO Driver」を「KORG USBDAC ASIO」に、「DSD Playback Method」を「ASIO Native」に、「PCM to DSD Method」を「SDM Type B(FP64)」に、その右側の「Fs」を「DSD128」(DSD5.6MHzのこと)に設定します。なお、「PCM to DSD Method」については、「ERI foobar2000八面六臂」と「最近分かってきたこと | Phile-webコミュニティ」に詳しいです。
Preference画面で「Tools」-「SACD」を開き、「ASIO Driver Mode」を「DSD」に設定します。
ここまでの設定でリアルタイムDSD変換はできますが、前述のとおりCD音源をDSD変換する前にアップサンプリングをしておいた方がよさそうなので、Resampler-Vも設定しておきます。
Preference画面で「Playback」-「 DSP Manager」を開き、「Resampler-V」を「Active DSPs」に入れ、選択して「Configure selected」ボタンを押して設定画面を出します。設定は実際に音を聞きながらお好みで。用語の意味は「ERI foobar2000八面六臂」、「SoX Resamplerの解説を少々(1) : 重い荷を背負っては遠くへ行けない」が参考になります。なお、[Resample Frequencies]はアップサンプリングの対象となる周波数を入れる欄です。私は「44100」と入れてCD音源のみ対象としています。
実際にDSD変換をやってみるとPCMをそのまま流すのとは音色が変わってきます(アップサンプリングの違いもあるのかもしれないけれど)。個人的にはDSD変換したときの音の方が好みなので、最近はもっぱらこちらで流しています。
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