α6500 & Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z
前回(「Tinker Board と USB-DAC でネットワークオーディオを愉しむ(その1)」)の続き。
繰り返しになりますが、Tinker Boardはシングルボードコンピュータです。
microSDカードに入れたOSを使用して起動します(他の方法もありますが割愛)。なので、OSを入れたmicroSDカードを複数用意しておけば、簡単にOSを入れ替えて起動できます。
オーディオ用途として使用するには、VolumioというOSを使用するのが手っ取り早いようです。Audiophile Music Player | DAP | Volumioからダウンロードできます。
以下、設定方法。
1. VolumioをmicroSDにインストール
VolumioのインストールはRaspberry PIと同様です。
簡単に言うと、(1)microSDをフォーマット、(2)ダウンロードしたVolumioのイメージファイルをmicroSDに書き込み、の2段階です。検索するとやり方を紹介したサイトが色々と出てくるので、読みながらやれば簡単にできます。私は「2017年VolumioをRaspberry Pi 3にインストール(Version2.041~2.129)」を参考にさせていただきました。
2. 起動
USB-DAC、LANコードを繋いで、VolumioをインストールしたmicroSDを入れ、電源を入れる(microUSBでの給電)と起動します。
3. ブラウザでVolumioにアクセス
しばらく経ってから、同じLAN内のパソコンからブラウザを立ち上げ、URL欄に「volumio.local」と入力するとVolumioのWebGUIが表示されます。1回でうまくいかない場合は、時間をおいて何回か試してみましょう。
4. 初期設定
最初の起動では初期設定画面が出ます。以下の「Language」~「Network」まではたいして迷うことはないですが、Musicで少しはまりました(私の環境の問題か?)。
- Language:
言語選択。日本語も選べます。 - Name
初期設定でOK。複数台のVolumioを使用する場合は、名前を変えておきましょう。 - Output
使用する出力デバイスを指定。iDAC2の場合、機種名を選択できました。 - Network
無線LANを使用したい場合はここで設定。私は有線接続なので、無線LANをOffにしています(ノイズと使用電力の抑制のため)。 - Music
音楽データの入っているフォルダを選択。通常なら「ネットワークドライブ」に使用しているNASが表示されるのですが、私の環境ではなぜか表示されないので、手動で設定する必要がありました。ポイントが2つほどあります。- 拡張オプションを表示してファイル共有は「nfs」を使用。Synologyの場合、NAS側でもNFSを有効化する必要があります。Volumioの設定画面を眺める限りではSMBでも繋がりそうな気がするのですが、なぜか出来ないので諦めました。設定は「Raspberry Pi + Volumio + Synology Disk Station で音楽再生 - Simple Gifts - Music Note」が参考になります。
- パスは「/volume1/music」のようにvolumeも記載。
- Done
寄付を募る画面。特に何もすることはなし。
初期設定を終えると使えるようになりますが、ドライブ上のデータが多い場合、データベース化するのに多少時間がかかります。
右上の歯車アイコンが設定画面なので、その間に一通り眺めてお好みの設定にしておくのが良さそうです。
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