2022年8月21日日曜日

Colosoのイラスト講座『絵画の彩色で描く密度の高い実写キャラクター』を受講してみたので感想など

鮎

α6500 & Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z


 Colosoで最初に受講した講座がとても良かったので、続いて『絵画の彩色で描く密度の高い実写キャラクター』(講師:Erak Noteさん)も購入してみました。まだ最後まで見終わってませんが、この講座の感想を書いておきます。
 なお、Colosoの全般的な感想は以前に記載した「Colosoのイラスト講座『ダイナミックでスタイリッシュなキャラクターの完成』を受講してみたので感想など 」を御覧ください。

  • いわゆる厚塗り系の緻密で立体感ある彩色技法でのキャラクターの塗りの講座。
  • 動画22本(計約16時間)。難易度は中級。使用ソフトウェアはPhotoshop。講座の最初の方にPhotoshopの設定や使用するブラシ(講座付属でダウンロードできる)について説明がある。
  • 講師のスケッチから完成までの作業手順(メイキング)を段階的に説明。Photoshopのツールを駆使しての実践的・効率的な彩色手法の解説。作業の際にどのブラシ・どの描画モードを使っているか、どのように筆を動かしているか、サイズや位置の微調整の様子、などがわかるのが良い。なお、作例は美少女系ばかり。
  • 最初の大雑把に塊で構図を作っていくところからだんだんと細部を増やして細かく描きこんでいく一連の過程が勉強になる。
  • PhotoshopのブラシはClip Studio Paintでも読み込めるが(理由はよくわからないが一部読み込めないブラシもある)、当たり前だが使用感には違いはある。そもそもPhotoshopではブラシツールとか鉛筆ツールとか混合ブラシツールとか覆い焼きツールとか焼き込みツールとかスポンジツールとかそれぞれのツールにブラシ(形状とか大きさとか硬さとか)を適用する形であるのに対し、Clip Studio Paintにはこのツールの概念がない。この講師の彩色は各種ツールを適宜切り替えて行っているため、Clip Studio Paintでまったく同じことをやるのは困難。
  • とはいえ、Clip Studio Paintでもほとんどのことはやり方次第で同じようなことはできるようには思う。レイヤースタイルのエンボス効果を使ったりするものは無理だけど。
  • iPadでやるならFrescoとか使うのもありかも。覆い焼き、焼き込み、スポンジの各ツールはないが、同じAdobeだしブラシの再現性は高いのではないだろうか。
  • 最初の方に実践的な顔や体のバランスのとりかたの説明はあるものの、塗りがメインの講座であり、人体の描き方などは別講座を見る必要がある。
  • 付属のファイルに初期状態のファイルと完成ファイル(レイヤ分けされたPSDファイル)がついているので、自分で講座を見ながら実践することが可能。

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