2010年2月23日火曜日
『数学は楽しい』 別冊日経サイエンス
親子 posted by (C)nonkuri SIGMA DP2
サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』や『暗号解読』を読んでから、数学関係の読み物に興味が湧いている。
この本は、日経サイエンスの数学関係の記事から計12編を、「数」 天才たちの挑戦、「形」 3次元の不思議、「遊び」 究極の娯楽、「数学とは」 現代数学の姿、の4分野に再構成したもの。フェルマーの最終定理などの有名な難問の話から数独や江戸時代の数学マニアを魅了した算額の話など、読み物として面白い数学の話が載っている。
正直、わたしの頭ではなかなか理解できないものが多いが(というかまったく理解できていないが)、読み物として面白い。
たとえば、「レクリエーション数学の楽しみ」から、ちょっとアレンジして。
1枚のエースと2枚の絵札、計3枚のトランプを裏向きに置き、2人でエースを選ぶ賭けをする。
相手は3枚のうちどれがエースか知っており、あなたが3枚のうちから1枚を選んでエースが出ればあなたの勝ち。この場合、正しくエースを選ぶ確率は当然1/3で、あなたが不利。
そこで、ルールを付け加える。
残り2枚のうちの少なくともどちらか1枚は絵札であるわけだが、ここで相手は残り2枚のうち、絵札を1枚表にしなければならない。
そして、ここで、あなたは自分の選択を変えることができるとすると、いったいどちらが有利なのか?
あなたは、変えるべきか変えざるべきか、それとも変えても変えなくても確率は変わらないのか?
答えは書店でどうぞ。わたしには、まだうまく理解できません。
別冊日経サイエンス169 数学は楽しい
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