2010年3月3日水曜日

「阿里山烏龍 冬茶 特級」(ルピシア)の感想

お雛さま
お雛さま posted by (C)nonkuri EOS Kiss X2 + SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

 ルピシアでは、紅茶以外にも緑茶や烏龍茶なども良質なものを販売している。とはいえ、高級品はダージリンの紅茶より高価なのでなかなか手が出せない。50gで4,200円とか25gで3,000円とかいわれると、ちょっと腰が引けてしまう。もっとも、ワインなどのお酒に比べれば、ずっと安いのでしょうけどね。お酒はほとんど飲まないのだから、少しぐらい奮発しても良い気もするのだか、でもまぁ自重してしまう。

 「阿里山烏龍 冬茶 特級」は台湾産の烏龍茶。50gで2,500円だから、ほとほどの価格である。テレビCMのせいで烏龍茶というと中国(福建省)のイメージがあるが、実は中国で生産するお茶の大半は緑茶(ただし日本のように蒸して発酵を止めるタイプではなく、釜煎りタイプ)。烏龍茶は台湾産の方が良質のものが多いように思う。

 熱湯で1分程蒸らした熱々のお茶を口に含むと、まずさわやかな旨味を感じる。タンニンが弱いのだろう、紅茶のような舌が収斂する感じは少ない。口の中で軽く冷ました後、空気とともに一気にごくりと飲み下す。たちまち胸の奥から熱い気体が鼻にを抜け、華やかで甘い香りが鼻孔をくすぐる。この香りがなんとも言えず素晴らしい。オータムナルのダージリン紅茶も悪くはないが、この時期に飲むのならこちらの方が上だと思う。
 香り・味ともやっぱり1煎目がもっとも素晴らしいが、3煎目ぐらいまでは十分美味しい。

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